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>2011-12-30 Iさん
私も二人の年齢を越しましたが、
なんだかやっぱり「お兄さん」と言いたくなります。
たぶん、ずっとお兄さんかもしれませんヽ(´▽`)/
昨年は感想をいただいたりとお世話になりました。
今年もよろしくお願いします。
私も二人の年齢を越しましたが、
なんだかやっぱり「お兄さん」と言いたくなります。
たぶん、ずっとお兄さんかもしれませんヽ(´▽`)/
昨年は感想をいただいたりとお世話になりました。
今年もよろしくお願いします。
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アンドロメダ島に来てから数年後、瞬は奇妙な夢を見た。
その夢が何なのか。当時の彼には分からなかった。
だが、今は朧げながらも夢の意味を理解できるような気がする。
その夢で、彼は当時は見たことの無かったはずの聖域にいた。
キョロキョロとしながら歩いていると、とある屋敷から女性たちの嘆く声が聞こえる。
気になって入ってみると、そこには大勢の女性がいた。
彼女たちはどうやら、巫女様と呼ばれる女性に降りかかった不幸を嘆いているらしい。
瞬はそのまま屋敷の奥へと進む。
どうしても巫女様を助けたいと思ったからだ。
(どこだろう……)
見知らぬ子供が屋敷に入り込んでいても周りの人たちは特に気にした様子もなく、むしろ瞬に巫女様の居場所を教えてくれた。
そして目的の部屋の中で、瞬は巫女様と会ったのである。
彼女は美しい金色の髪を持ち、瞬はすぐに彼女がジュネに似ていると感じた。
「ジュネさん、どうして泣いているの?」
考えてみれば素顔を知らない時期なのに、瞬は何の疑問も持ってはいない。
当時もこれは夢なのだからと納得していた。
とにかく彼の問いに巫女様は答える。
「これからとある国の王様のところへ、お嫁さんになりに行くのです」
そう言われたとき、ものすごいショックを受けた。
(聖域はジュネさんを……)
瞬は彼女の手を取ろうとした。
ところが巫女様は部屋を出てしまう。
追いかけようとしたが、もう彼女の姿はどこにも無い。
(ジュネさん!)
いつの間にか彼は荘厳な建物の中にいた。
そこでは一人の聖闘士が立っていた。顔は分からない。
ただ、周囲にいた大人たちの言葉が耳に届く。
彼は幾つもの魔獣を倒し人々を救ったということで、教皇から報奨を得るのだという。
しかもそれは何処かの神に仕える巫女で、聖闘士である男のたっての願いだとか。
そして彼は美しい女性を教皇から下賜される。
(どうしてジュネさんが無理矢理嫁がされるのに、あの聖闘士は違う神の巫女をお嫁さんに出来るんだ!)
瞬は聖闘士の事を睨み付ける。
その視線を感じたのか、聖闘士が振り返ろうとした。
このとき彼は目を覚ましたのである。
その夢が何なのか。当時の彼には分からなかった。
だが、今は朧げながらも夢の意味を理解できるような気がする。
その夢で、彼は当時は見たことの無かったはずの聖域にいた。
キョロキョロとしながら歩いていると、とある屋敷から女性たちの嘆く声が聞こえる。
気になって入ってみると、そこには大勢の女性がいた。
彼女たちはどうやら、巫女様と呼ばれる女性に降りかかった不幸を嘆いているらしい。
瞬はそのまま屋敷の奥へと進む。
どうしても巫女様を助けたいと思ったからだ。
(どこだろう……)
見知らぬ子供が屋敷に入り込んでいても周りの人たちは特に気にした様子もなく、むしろ瞬に巫女様の居場所を教えてくれた。
そして目的の部屋の中で、瞬は巫女様と会ったのである。
彼女は美しい金色の髪を持ち、瞬はすぐに彼女がジュネに似ていると感じた。
「ジュネさん、どうして泣いているの?」
考えてみれば素顔を知らない時期なのに、瞬は何の疑問も持ってはいない。
当時もこれは夢なのだからと納得していた。
とにかく彼の問いに巫女様は答える。
「これからとある国の王様のところへ、お嫁さんになりに行くのです」
そう言われたとき、ものすごいショックを受けた。
(聖域はジュネさんを……)
瞬は彼女の手を取ろうとした。
ところが巫女様は部屋を出てしまう。
追いかけようとしたが、もう彼女の姿はどこにも無い。
(ジュネさん!)
いつの間にか彼は荘厳な建物の中にいた。
そこでは一人の聖闘士が立っていた。顔は分からない。
ただ、周囲にいた大人たちの言葉が耳に届く。
彼は幾つもの魔獣を倒し人々を救ったということで、教皇から報奨を得るのだという。
しかもそれは何処かの神に仕える巫女で、聖闘士である男のたっての願いだとか。
そして彼は美しい女性を教皇から下賜される。
(どうしてジュネさんが無理矢理嫁がされるのに、あの聖闘士は違う神の巫女をお嫁さんに出来るんだ!)
瞬は聖闘士の事を睨み付ける。
その視線を感じたのか、聖闘士が振り返ろうとした。
このとき彼は目を覚ましたのである。
>2011-12-28 Iさん
カノン兄さまも色々と考えているに違いなと思いつつも、
なんだか騒ぎを撒き散らしています。
でも、こういう人がいないと、サガは全てを内に秘めて苦しむのでしょう。
それに星矢たちはサガよりもカノンに懐いている様な……。
カノン兄さまは得難い存在ですね。(力説)
カノン兄さまも色々と考えているに違いなと思いつつも、
なんだか騒ぎを撒き散らしています。
でも、こういう人がいないと、サガは全てを内に秘めて苦しむのでしょう。
それに星矢たちはサガよりもカノンに懐いている様な……。
カノン兄さまは得難い存在ですね。(力説)
女性聖闘士から片時も離れなかった女性たち。朝の光と共にその姿が微妙に変化する。
美しい姿、はかなげな様子、人とは何処か違う雰囲気。
このときジュネは彼女たちの正体に気がついた。
「もしかして……貴女たちはニンフなの?」
すると彼女たちは頷く。そして淡い光をまとうニンフたちはジュネに懇願する。
「聖闘士さま、私たちのところへ来てください」
「そしていつまでも一緒にいましょう」
「みんな、会いたがっています」
次々と言われ、そして男の名前を次々出されてジュネは困惑してしまう。
ニンフである彼女たちを個人的に知っているというわけではないし、男の名前に心当たりはない。
しかし、周りの人間はそうは思わないだろう。
精霊にありがちな「可愛いイタズラ」と判断するには、性質が迷惑このうえない。
そして瞬はというと……。
「……」
不穏な小宇宙をまき散らせてニンフに近づいてはいけないとオルフェに言われて、星矢に羽交い締めにされていた。
美しい姿、はかなげな様子、人とは何処か違う雰囲気。
このときジュネは彼女たちの正体に気がついた。
「もしかして……貴女たちはニンフなの?」
すると彼女たちは頷く。そして淡い光をまとうニンフたちはジュネに懇願する。
「聖闘士さま、私たちのところへ来てください」
「そしていつまでも一緒にいましょう」
「みんな、会いたがっています」
次々と言われ、そして男の名前を次々出されてジュネは困惑してしまう。
ニンフである彼女たちを個人的に知っているというわけではないし、男の名前に心当たりはない。
しかし、周りの人間はそうは思わないだろう。
精霊にありがちな「可愛いイタズラ」と判断するには、性質が迷惑このうえない。
そして瞬はというと……。
「……」
不穏な小宇宙をまき散らせてニンフに近づいてはいけないとオルフェに言われて、星矢に羽交い締めにされていた。