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異形の者たちが十二宮の階段を上がる。
白羊宮と金牛宮を難なく通り抜けることが出来たので、彼らは何の警戒もせずに双児宮へと入る。

そして双児宮の次にある巨蟹宮では一人の闘士が立っていた。
「ここまで多いと、うんざりします」
そう言いながらグリフォンの冥闘士ミーノスが、糸を使って異形の者たちを次々と黄泉比良坂へ叩き落としていた。

双児宮と巨蟹宮に仕掛けられた複合的な罠。
それは不死身の身体を得ているであろう者たちを、強引に冥界へ送り込むものだった。
(本当に手段を選びませんね、双子座は……)
サガは双児宮を通り抜けようとするものは、強制的に巨蟹宮のとある場所に移動するようにしたのである。
そして双児宮を避けようとする者もまた巨蟹宮へ行くように。
運良くというか巨蟹宮は死霊たちが集いやすいので、ミーノスが冥界への入り口を無理矢理作るという荒技も使えたのは幸いだった。

冥界の入り口には、レヴィアタンの力を得ている者たちを裁くべく配下の冥闘士たちが集まっている。
これらは協力体勢にある今だけ可能な方法。
取り逃がせば、レヴィアタンに取り込まれていた魂は再びレヴィアタンの元へ戻ってしまうかもしれないから。
それは絶対に避けなくてはならない。

暗い巨蟹宮の中を細い糸が踊るかのように動く。
今のところ穴から這い出してきた魂はない。
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