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「アテナ様、今日はいろいろあって興奮状態なので、ベッドを一つにして良いですか?」

ユリティースに言われて、沙織は頷く。
この家は本来、エスメラルダとジュネが使っているのだが、ジュネが任務などで不在のときにはユリティースや女官、たまに魔鈴やシャイナが泊まることがあるので、寝室にベッドが二つあるのだ。
これはサガの心配性を女性たちがこれまた心配して、取られた措置だったりする。
このお兄さん、妹分に近づく男は自分が認めた者以外は葬っても良いと思っている節があるから。

ただでさえ「そういうこと」では頭のいい人なので、その心配は必要ないという事を態度で示しているのだ。
エスメラルダはこの裏事情を全然知らないのだが。

そんなこんなで、ベッドを一つにして寝るというのはユリティースとエスメラルダは慣れているようで、テキパキと支度をする。
「誰が真ん中になりますか?」
そう尋ねられても、沙織は返事が出来ない。
このような体験は初めてだからだ。
「では、適当に場所を決めましょう」
ベッドの上で三人は車座になって座る。

最初の30分くらいは雑談をしていたのだが、やはりレヴィアタン戦の疲労があったらしい。
いつの間にかユリティースを真ん中にして、三人は眠ってしまう。

この夜、沙織は夢を見ずにぐっすりと眠る事が出来た。
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