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後輩のヘタレっ振りに憤るアイオリア。
美穂はそんな彼を不思議そうに見ていた。

「星矢ちゃん、アイオリアさんのこと尊敬しているって言ってました」
学園に帰る道すがら、美穂に言われてアイオリアは何事かと驚く。
「星矢が?」
「本当は買い物には一人で行こうと思っていたんです。アイオリアさんを働かせたら悪いと思って……」
その時、星矢が美穂を説得したのである。
夜道は危ないから明日に出来ないのか。出来ないならアイオリアに頼んでくる。
その時の様子を美穂は嬉しそうに話し始めた。


その頃、星の子学園では星矢は大きな溜息をついていた。
「星矢兄ちゃん、どうしたの?」
子供たちが興味深そうに彼の顔を覗き込む。
「なんでもない。ほら、風呂に入れよ」
彼がそういうと、子供たちはキャッキャと騒ぎながら風呂場へと向かった。
(美穂ちゃんたち、遅いなぁ~)
もうそろそろ帰って来ても良いはずである。
(まさか、アイオリアとデート? そんな訳ないか。あのアイオリアがそんなことをするわけがない!)
そう考えつつ、別のことも考えてしまう。
(でも美穂ちゃん、可愛いし……)
実はアイオリアが『東洋系の女の子好き』だったりしたら最悪である。
(いや、大丈夫だ)
次の瞬間、彼は思ったことを口にしていた。
「アイオリアは魔鈴さんの前であんなにもヘタレなんだ。その魔鈴さんを裏切って他の女の子を口説くような器用な事は出来ない!!」
「誰がヘタレだ!!!!」

口は災いの元。阿鼻叫喚劇場が幕を開けようとしていた。
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