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様子見のため、100のお題をまずブログで更新します。

今回のというか、自分のイメージするアイオロス像は
何やら『聖闘士星矢EPISODE・G 0』に限りなく近そうです。

49.反射 / アイオリア他

「この子の名前はアイオリアだ。ごらんの通り可愛い子だろ。
やんちゃ盛りだから目を離すことは出来ないんだが、あいにく私はこれから出掛けなくてはならない。置いてゆくのは非常に心配だ」
「兄さん?」
「彼女には一週間後に見合いがセッティングされているから、絶対に怪我などはさせるなよ」
「……」
「と言うことで、お前にアイオリア嬢を預ける。
詳しいことはこっちのノートを読んでくれ」

この説明の後、獅子座の黄金聖闘士に小さなライオンの仔とノートが託される。
兄のアイオロスに言われたとき、彼は自分の身に降りかかった事態をすぐに理解することができずにいた。
「……」
彼女の首には赤い革の首輪が付けられており、アイオリアという名前が彫られたプレートがついている。
「それからしばらくの間は、お前はレオを名乗るんだ。
アイオリアの名は、こっちのお嬢さんが所有する。アイオリアと呼ばれても反応はするな」
同時に渡されたバックには、ネコ科動物用のミルク缶と哺乳瓶が大量に入っていた。
「兄さん。これは……」
「まぁ、一週間くらい頼む」
アイオロスは弟の肩を叩くと、獅子宮から去っていった。


いきなりライオンの子を育てるという事態に、彼は戸惑いを隠せない。
だが、とにかくライオンの子と暮らさなくてはならないのだ。
その問題の仔がノートを噛もうとするので、レオ(仮)はアイオリア(嬢)を床に置いた。
彼女は警戒する様子もなく、床をウロウロと動く。
「大人しくしていてくれよ」
レオはノートを開く。
この時、獅子宮に後輩の絶叫が響いた。

「ライオンのアイオリアだー!!!」

(誰がだ!)
怒鳴ろうと思ったとき、彼は兄の言いつけを思い出した。
『アイオリアと呼ばれても反応はするな』
ノートをテーブルの上に置くと、レオは小さなアイオリア嬢を連れ戻すべく部屋を出る。
するとそこにはライオンの仔と遊んでいる星矢がいた。
(星矢なら引っかかれても大丈夫だな)
新米保護者は後輩を遊び相手認定したのだった。

続く
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