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『レヴィアタンと一つになれば、永遠を生きられる』

突然聞こえてきた声に仮眠を取っていたジュネは目を覚ました。
「誰!」
そう叫んだとき、レヴィアタンに付けられた腕の刻印が疼く。
『何も怖いことはない。苦しみも憎しみも、全てたいしたことではなくなる』
このとき彼女は背後に人の気配を感じた。
しかし、振り返っても誰もいない。
(……一体何処に)
仮面を着けて周囲を警戒する。
いつの間に入り込まれたのだろうか。
だが、牢屋の中も外も静かである。

腕の疼きが痛みを伴う。
『さぁ、我々と一つになろう』
いきなり暗闇の中で二つの目玉だけが現れた。
ジュネは息をのむ。魔物? 幻? 
ところが次の瞬間、その二つの目玉を何者かが掴んだ。

「レヴィアタンも面白いことをしますね」
暗闇から現れたのは、グリフォンの冥衣を纏ったミーノス。
彼はいつの間にか牢屋に入り込んでいた。
この急展開にジュネは何が起きたのか分からない。
そして牢屋の外には同じようにガルーダの冥衣を纏うアイアコスがいる。
ミーノスはジュネに向かって微笑む。
「この亡者は冥界で裁きます」
彼が目玉を掴んだ手を横に動かすと、ジュネは自分の背後から何かがはがれた気がした。
悲鳴と共に。
「おい、聖闘士達が来たみたいだぞ」
アイアコスの言葉通り、牢屋へ慌ててやって来た者たちの声が響く。
周囲は一気に騒々しくなった。
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「たとえレヴィアタンを倒しても、君になにかあったのならその勝利に意味はない。絶対に守ってみせる。信じてほしい」

彼は牢の鉄格子に手をかけて中に居る少女を励ます。
彼女は仮面をしており、周囲の暗さもあって様子はイマイチ分からない。
でも、頷いてくれたことで彼はほっとした。

ただ、映画のような場面を見ることになった瞬は、イオの言葉に力づけられながらも何か割り切れないモヤモヤしたものを感じていた。
次回予告のインパクトが凄かったです。
「星矢、貴方にアイギスを貸します。レヴィアタン戦のとき使いなさい」
そう沙織に言われたとき、星矢は何事かと首を傾げた。
「アイギス……?」
「私の盾です。サガと対決したとき使ったのを忘れましたか?」
このとき、同じ部屋にいたサガが半分泣きそうな表情になる。
しかし沙織は気にせず言葉を続ける。
「アイギスには退魔の力があります。レヴィアタンとの闘いにきっと役に立ちます」
ただ、問題がないわけではない。
「そのかわり、黄金聖闘士達はアイギスが力を発動したときには後退しなさい。場合によっては巻き込まれたらまずは助かりません」
このため戦闘経験が少々未熟な星矢達を前面に出す事は出来ない。
レヴィアタンに集中するあまり、アイギスの発動に気付かない恐れがあるからだ。
しかも、能力が発動する条件というのがけっこう厳しい。
それはアイギスの能力をアテにする限り、けっして発動しないと言うことである。
「そんな危ないものを使えって言うのか!」
「こちらが捨て身で対応しなくては、レヴィアタンに傷をつけることなど無理です」
何しろ相手は武器の通用しない最強の魔獣なのだ。

「……わかった」
星矢は頷く。
とにかく倒せる可能性が高くなる方法は、なんでもやってみるつもりだ。

そして沙織は部屋にいる聖闘士たちに命じた。
中途半端な時間に聖域に来てはならないと、聖域の外にいる者たちに伝えなさいと……。
戦闘が開始されれば巻き込まれた者に説明する暇などないのである。
>Mさんへ
横滑りを起こしているかのような感想を楽しんでくださって、ありがとうございます☆
何だかΩに登場するフドウさん、かなり長く生きているような気がするのですよ。

次回はエデンとの対決みたいなので、どんな勝負になるのか楽しみだったりします。



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