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いろいろと妄想を暴走させて書いています。
原作にこのような設定はないよ~と思っても、スルーしてください。
よろしくお願いします。m ( _ _ ) m
原作にこのような設定はないよ~と思っても、スルーしてください。
よろしくお願いします。m ( _ _ ) m
「貴女を守ってみせます。だから付いてきてください――と手まで握って言ったのですが、肝心の女聖闘士は硬直するし、アンドロメダ座は怒りの小宇宙を立ち昇らせるし、魚座でしょうか、黄金聖闘士からは威圧的な目でみられるしで、説得は失敗しました」
この報告にラダマンティスとアイアコスは、当たり前だ……という表情をした。
「問題の女聖闘士がアンドロメダ座の関係者ということは、あのカメレオン座か……」
一度、パンドラがカメレオン座の女性聖闘士を気に入って、冥界側に引き入れようとしたことがある。
(All or Nothing その3 続・神速5 参照)
結局、瞬の猛反対で話は立ち消えになったが……。
ラダマンティスは聖域にて顔合わせのときに紹介されたが、華奢な印象を受けたのを思い出す。
「でも、レヴィアタンは他の魔獣とは性質が違うぞ。聖闘士たちだけでどうにか出来るとは思えない」
アイアコスは腕を組む。
「まぁ、最終的には我々も協力せざるを得ないだろう。何しろレヴィアタンは不死身と言われている」
ラダマンティスは言葉を続けた。
「それに、あれに食われたものたちが冥界へ来れなくなるというのは問題だ」
冥界がレヴィアタンに関わらなければならないのは、それだった。
何らかの理由でレヴィアタンに食われると、その者は死ぬのではなく海の化け物と同化し消えてしまうと言われているのだ。
過去にも幾人かの裁かなくてはならない魂が海で姿を消している。
何よりも彼らが警戒するのは、その意識がレヴィアタンに影響を与えているのか、または死者の肉体と魂がレヴィアタンの力を与えているのかが全然分からないのである。
それに裁判のときに喋った死者の記憶が正しければ、レヴィアタンにはベヒモスとジズという仲間がいる。
それらまで現れたら、聖域にいる聖闘士だけでは対処で出来ないだろう。
裁判の記録を地上に持ち出すなど許されないが、今回は相手が悪すぎる。
「この記録を女神アテナに見せるか?」
そう仲間に聞かれて、ミーノスはしばらく考え込む。
これは職務規定に違反する。
女性聖闘士への説得のやる気のなさを聞いていると、二人にはミーノスがこの一件について傍観したがっているように思えた。
たしかに相手が不死身では、冥闘士としては分が悪い。最悪、こちらの方がレヴィアタンに取り込まれるかもしれない。
しかも今回は時間がないのでパンドラに許しを得る事も出来ないのだ。
ならば彼だけでも冥界に残しておくかと二人が考え始めたとき、
「聖闘士の中にはどうも輪廻転生を行える者がいそうで気に入りませんが、むざむざレヴィアタンのエサにさせるのも癪です」
と、ミーノスが笑みを浮かべながら答えたのだった。
この報告にラダマンティスとアイアコスは、当たり前だ……という表情をした。
「問題の女聖闘士がアンドロメダ座の関係者ということは、あのカメレオン座か……」
一度、パンドラがカメレオン座の女性聖闘士を気に入って、冥界側に引き入れようとしたことがある。
(All or Nothing その3 続・神速5 参照)
結局、瞬の猛反対で話は立ち消えになったが……。
ラダマンティスは聖域にて顔合わせのときに紹介されたが、華奢な印象を受けたのを思い出す。
「でも、レヴィアタンは他の魔獣とは性質が違うぞ。聖闘士たちだけでどうにか出来るとは思えない」
アイアコスは腕を組む。
「まぁ、最終的には我々も協力せざるを得ないだろう。何しろレヴィアタンは不死身と言われている」
ラダマンティスは言葉を続けた。
「それに、あれに食われたものたちが冥界へ来れなくなるというのは問題だ」
冥界がレヴィアタンに関わらなければならないのは、それだった。
何らかの理由でレヴィアタンに食われると、その者は死ぬのではなく海の化け物と同化し消えてしまうと言われているのだ。
過去にも幾人かの裁かなくてはならない魂が海で姿を消している。
何よりも彼らが警戒するのは、その意識がレヴィアタンに影響を与えているのか、または死者の肉体と魂がレヴィアタンの力を与えているのかが全然分からないのである。
それに裁判のときに喋った死者の記憶が正しければ、レヴィアタンにはベヒモスとジズという仲間がいる。
それらまで現れたら、聖域にいる聖闘士だけでは対処で出来ないだろう。
裁判の記録を地上に持ち出すなど許されないが、今回は相手が悪すぎる。
「この記録を女神アテナに見せるか?」
そう仲間に聞かれて、ミーノスはしばらく考え込む。
これは職務規定に違反する。
女性聖闘士への説得のやる気のなさを聞いていると、二人にはミーノスがこの一件について傍観したがっているように思えた。
たしかに相手が不死身では、冥闘士としては分が悪い。最悪、こちらの方がレヴィアタンに取り込まれるかもしれない。
しかも今回は時間がないのでパンドラに許しを得る事も出来ないのだ。
ならば彼だけでも冥界に残しておくかと二人が考え始めたとき、
「聖闘士の中にはどうも輪廻転生を行える者がいそうで気に入りませんが、むざむざレヴィアタンのエサにさせるのも癪です」
と、ミーノスが笑みを浮かべながら答えたのだった。
カノンは大急ぎで海底神殿へ戻ると、すぐに海将軍たちを呼んだ。
「明日の朝、レヴィアタンが聖域に現れる」
この言葉に五名の海将軍は一斉に驚く。
レヴィアタンの行動を前もって知るのは不可能だと思っていたからだ。
「その情報は確実なのですか?」
クリシュナの問いにカノンは頷く。
「これは絶対だ。ヤツは女聖闘士を何故かアンドロメダ姫と思い込んで、非常に執着している」
するとバイアンが周囲をキョロキョロと見回した。
「その女聖闘士を連れてはこなかったのか?」
何も聖域を巻き込まなくてもと彼は思ったのだが、これについて筆頭将軍は眉を顰めながら答えた。
「アテナがレヴィアタン退治を聖闘士たちに命じた。向こうは女聖闘士をこちらに渡す気はさらさらない」
特にアンドロメダの聖闘士が静かに怒りをためている。
それを言うと、今度はイオが頭を抱えた。
「どうした、スキュラ」
「その……レヴィアタンが何故あの場所に閉じ込められていたのかを調べたんだが、どうも海の女神たちは最初、レヴィアタンにアンドロメダ姫を襲わせるつもりだったらしい」
もちろん神話の時代の話である。
ところが海皇や他の海の神でも制御が難しい存在など逆に危なすぎるということで、当時の海将軍が命懸けとも言える戦いのあと封じることに成功したのである。
それゆえ今度は化けクジラに白羽の矢が立ち、ペルセウスがメデューサの首を出して退治するという流れになったのだ。
「アンドロメダ姫への妄執はそれか……」
食い損ね、しかも長い間閉じ込められていたのである。怨みも深いだろう。
こうなると檻が壊れていないのにレヴィアタンが外へ出たのも、最初から仕組まれていたのかもしれない。
『アンドロメダ姫が再び現れたときに檻が開く』というものを造ることで、海の女神たちは怒りを静めたとも考えられる。
転生を見込んでなのか、そういう存在を一人は食うという区切りを望んでなのかは分からないが。
「これが聖域側にバレたらコトだな」
カノンは腕を組む。これは海側の完全な手落ちだ。
「また女神が自ら乗り込んでくるかもしれません」
これには他のメンバーも溜息をついた。
「とにかく聖域だけに任せるわけにはいかない。アイザックとイオ、クリシュナは一緒に来てくれ。カーサとバイアンは海からサポートすること。レヴィアタンは海底に封じないとならない」
むしろ異次元に飛ばした方がいいのだろうか。
筆頭将軍はそんなことをちらりと考えたのだった。
「明日の朝、レヴィアタンが聖域に現れる」
この言葉に五名の海将軍は一斉に驚く。
レヴィアタンの行動を前もって知るのは不可能だと思っていたからだ。
「その情報は確実なのですか?」
クリシュナの問いにカノンは頷く。
「これは絶対だ。ヤツは女聖闘士を何故かアンドロメダ姫と思い込んで、非常に執着している」
するとバイアンが周囲をキョロキョロと見回した。
「その女聖闘士を連れてはこなかったのか?」
何も聖域を巻き込まなくてもと彼は思ったのだが、これについて筆頭将軍は眉を顰めながら答えた。
「アテナがレヴィアタン退治を聖闘士たちに命じた。向こうは女聖闘士をこちらに渡す気はさらさらない」
特にアンドロメダの聖闘士が静かに怒りをためている。
それを言うと、今度はイオが頭を抱えた。
「どうした、スキュラ」
「その……レヴィアタンが何故あの場所に閉じ込められていたのかを調べたんだが、どうも海の女神たちは最初、レヴィアタンにアンドロメダ姫を襲わせるつもりだったらしい」
もちろん神話の時代の話である。
ところが海皇や他の海の神でも制御が難しい存在など逆に危なすぎるということで、当時の海将軍が命懸けとも言える戦いのあと封じることに成功したのである。
それゆえ今度は化けクジラに白羽の矢が立ち、ペルセウスがメデューサの首を出して退治するという流れになったのだ。
「アンドロメダ姫への妄執はそれか……」
食い損ね、しかも長い間閉じ込められていたのである。怨みも深いだろう。
こうなると檻が壊れていないのにレヴィアタンが外へ出たのも、最初から仕組まれていたのかもしれない。
『アンドロメダ姫が再び現れたときに檻が開く』というものを造ることで、海の女神たちは怒りを静めたとも考えられる。
転生を見込んでなのか、そういう存在を一人は食うという区切りを望んでなのかは分からないが。
「これが聖域側にバレたらコトだな」
カノンは腕を組む。これは海側の完全な手落ちだ。
「また女神が自ら乗り込んでくるかもしれません」
これには他のメンバーも溜息をついた。
「とにかく聖域だけに任せるわけにはいかない。アイザックとイオ、クリシュナは一緒に来てくれ。カーサとバイアンは海からサポートすること。レヴィアタンは海底に封じないとならない」
むしろ異次元に飛ばした方がいいのだろうか。
筆頭将軍はそんなことをちらりと考えたのだった。