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「まぁ、アイオリアが一緒だからね」
 不安になる理由が無い。
 そう彼女に言われて、アイオリアは顔が赤くなるのを抑えることが出来なかった。

 だが、アイオロスは、
(えぇ~っと、もしかしてヘタレの安全パイ扱い?)
と、弟の行く末に不安を覚えた。



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 異形の獣が夜の森を駆け抜ける。
 その体格と顔は獅子なれど、表面には蛇の鱗を持ち、背には鷲の翼を持っていた。

☆☆☆

 生暖かい風が森に吹く。
 アイオリアと魔鈴は目的のものがやって来たのだと察した。
 しかし、黒い影は魔鈴に近づかない。
(勘づかれたか……)
 翼ある獣は魔鈴をただの娘ではないと気づいたのだろうか。
 それとも伏兵が潜んでいることがバレたのか。
 しかし、逃す気はない。アイオリアは素早く必殺技を繰り出した。

「ライトニング・ボルトー」

 無数の光が暗い森の空気を切り裂く。
 そして異形のものは轟音とも言うべき叫び声をあげて、大地に倒れた。
 「なんだ、こいつは……」
すると森の奥からアイオロスが現れた。
「別バージョンのキメラといったところだろう」
 彼の登場に二人は驚く。
 気配を全然させていなかったからだ。
「兄さん……」
 アイオロスは魔鈴の方を見るとにっこり笑った。
「魔鈴も随分綺麗だな」
「……」
「でも、暗い森の中に一人という設定で落ち着きを払っていると、さすがに手練の者だとバレるぞ」
 この言葉に二人はお互いの顔を見合わせた。確かに魔鈴の様子は気丈というレベルを超えているだろう。二人とも迎え撃つ気満々なのだから。

「まぁ、アイオリアが一緒だからね」
 不安になる理由が無い。

 そう彼女に言われて、アイオリアは顔が赤くなるのを抑えることが出来なかった。
彼ら聖闘士の前に次々と異形の者たちが現れる。
だが、どれもこれも伝承に登場する怪物にしては何か嘘くさい。
黒い不死鳥の形がどう見ても恐竜に無理矢理翼を付けた状態だったときは、一輝が静かにブチキレて跡形もなく消し去る。
まるで間違い探しの試験を受けているかのようだった。

しかし、何番目かに現れた巨大なイノシシは、様子が違っていた。
その身体を炎で包み、大きさは牛に匹敵するかもしれない。
しかし、風が吹くと身体が揺らめく。
『見つけたぞ。アタランテー』
しかも人語を発する怪物は初めてである。
そのイノシシはジュネを見ている。

「まさかジュネさんをアタランテーと思っているのか!」
瞬もこの展開に驚く。
異形のイノシシはどうやら「カリュドーンのイノシシ」らしい。
しかし炎の集合体らしく、物理的な攻撃は無理そうである。
エスメラルダ達も不安げに様子を見ていた。
そして戦いを挑まれたのなら受けるのが聖闘士として取るべき行い。
ジュネは立ち上がろうとする。
ところが彼女の前に一人の男が立つ。

「猪狩りの参加者は他にもいるぞ」
その言葉が終わるか終わらないかのときに、彼の必殺技が炸裂。
「ゴールデン・トライアングル」
カノンの一撃にイノシシは炎と共に虚空へと飛ばされる。
空間ごと飛ばされたようなものだから、炎の怪物は為す術もなかった。
WEB拍手にて、ポチッっと押してくださる方がいるのは
凄く嬉しいです。

(WEB拍手は只今、"小説家になろう"側に設置されています)
向こうではお礼の言葉をどこに書けば良いのかわからず、
そして押してくださる方が返信を望んでいないかもしれないので、
一度こちらに書かせていただきます。
ありがとうございます☆☆☆
>2011/11/15 16:05 東の方から来た方へ

突如発生した不具合に関する情報を、ありがとうございました。
こちらで調べてみたところ、私の方では「覚悟」の4と5は普通に見ることができました。
ということで推測するに、サイトを管理している会社のサーバーが何か急に負荷がかかり、表示をキャンセルさせたのかもしれません。
何しろ私も、何度か自分のサイトを見ることが出来ないという事態に遭遇したことがあるからです。

ということで、もし不具合が再び出るようなら、
「小説家になろう」というサイトにアップされている方に変更するのも手です。
http://ncode.syosetu.com/n5594p/
こちらは微妙に修正が入っていますので、もう少し読みやすいのではないかと思っているのですが、こちらが勝手にそう考えているだけなので本当のところは私にもよく分かりません。
(ダメじゃん……)
そして目次が長い……です( °O °;)

不具合に関する事は非常に重要ですので、誤字脱字も見かけましたらバンバン教えてください。
そして小説の感想もありがとうございました。
すごく嬉しいです。
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