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アイオロスの放った矢がジズの眉間に当る。
それと同時にジズは分散した。
だが、そもそも影が処女宮の付近をウロウロしていたのだ。
あれは情報収集だろうとアイオロスは見当をつけていた。

☆☆☆

同じころ、海でも異変があった。
バハムートがジュネの方へ突っ込もうとしたとき、とっさに星矢がネビュラチェーンを掴んだのである。
瞬をサポートしようとして。
ところがこの瞬間、ネビュラチェーンは退魔の女神メデューサの影響下に入ったのだろう。
チェーンの一つ一つが光をまとい鋭い刃を持ったのだ。
この変貌に星矢の方が驚く。

しかし瞬はそれをチャンスと捕らえる。
「女神メデューサ、感謝します」
彼は鎖を動かす。ネビュラチェーンはバハムートの身体に食い込んだ。
絶叫する魔獣。首のところに赤い何かが光っている。
このときカノンが動いた。

☆☆☆

処女宮付近では、ジズが次々と黄金聖闘士達によって仕留められ消滅していった。
襲う最終目的が女神アテナと若い娘たちなら、その行動パターンは簡単に推測が付く。
どれほど分裂を繰り返そうと、それら全てが光の武器によって消滅させられるのは時間の問題であり、それはすぐにやってきた。
「こちらに『核』がないということは、海の方の魔獣が持っているのでしょう」
スキュラの海将軍・イオが沙織にジズの消滅を宣言した。

☆☆☆

「あれだ!」
偶然にも魔獣の身体からエネルギー体が見える場所に出たのは僥倖だった。
サガから天秤座の武器である槍を借りると、素早くネビュラチェーンをを足場にしてバハムートに近づき、その魔力の源であろう『赤宝』を壊したのである。
彼の推測通り、バハムートの身体が石化し始め、崩れてゆく。
魔力による抵抗が出来ず、女神メデューサの影響をモロに受けたのだ。
そのまま彼は赤宝の中の『核』を手にする。
これを封じておけばレヴィアタンが再びこの世界に現れるには、途方もない時間が必要になる。
そして魔力の減退したレヴィアタンならば、制御は簡単だった。

海に落ちる石に変化した魔獣の身体。
それが完全に崩壊し、ネビュラチェーンが空(くう)を掴んでいるような状態になったとき、瞬はチェーンを元に戻したのだった。
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