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聖域からのヘルプ要請。
 これを聞いたとき、絵梨衣は何が起こったのかと真っ青になってしまった。
 しかし星矢から詳しく話を聞くと、ジュネの具合はだんだん悪くなっているようだし、ここまで話を聞いて何も手伝わずに嫌だと言う気にはなれない。
 それに話を持ってきたのが星矢なら、聖域も一応断られることは覚悟していたらしい。
 強制させたいのなら白銀聖闘士か黄金聖闘士、教皇シオンが絵梨衣の前に現れれば済む話なのだから。
 ただ、美穂の負担が多くなるので、手伝いに誰か寄越してほしいと彼女は頼んだ。


 このとき運良く週末だったので、土日利用で絵梨衣は聖域に向かうことになる。
 黄金聖闘士ともなると瞬間移動の能力者がおり、絵梨衣は短い移動時間で聖域入りをすることが出来た。

 そして実際にジュネの世話をしてみると、自分の体に何かエネルギーが流れ込んでいるのを感じる。
 しかし、そんな気がするくらいで、特に気分が悪くなるわけではない。
 むしろ「気分が楽になった」と、少しぐったりしているジュネが弱々しくも笑顔を見せてくれたとき、彼女は来て良かったと安堵する。

 ただ、小耳にはさんだ十二宮の異変は心配だった。
 大丈夫だろうかと考え事をしながら聖域の一角を歩いていると、彼女はいつの間にか工房のようなところへ来ていた。
「あらっ?」
 どうしてここに来たのかがわからない。
 そして工房の中には人はいない。
 ただ、机の上に純白の鎧が置かれている。

「綺麗だわ」
 恋人である氷河の聖衣も白い。
 絵梨衣は近づいてみた。
 もちろん触る気はない。
 しかし、鎧の方が絵梨衣を捕らえた。

 工房に閃光が走る。
 異変に聖闘士達が駆けつける。

 すると中には巨人の鍛冶屋が作った特別な鎧をまとって茫然としている絵梨衣が立っていた。
 

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