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「それで、俺に何もいわずに絵梨衣をここに連れてきて、悪魔退治をやらせたのか」

 シベリアから速攻でやってきたキグナスの聖闘士は、沙織に冷たい視線を向けた。
 彼の横にいた相沢絵梨衣は、なんとか恋人を宥める。
 部屋の温度が下がった。
 さすがに彼の師匠であるカミュと兄弟子でクラーケンの海将軍であるアイザックも氷河を諫めたが、沙織は特に気にしてはいない。

「私は許可を貰うために呼んだわけではありません。そして絵梨衣さんの協力なしに、この事態を収める事は無理です」

 氷河がこのまま非協力的な態度に出るのなら、氷河はスニオン岬行き。悪魔退治にはカミュとアイザックに行ってもらうと、聖域の女神は告げた。
 「これは絵梨衣さんを守るための措置です」
 不穏分子を野放しにして、協力者である絵梨衣を危険には晒せない。
「……」
 沙織はやるといったら、絶対にやることは氷河も経験上知っている。
 それにいくら師匠や兄弟子でも、無条件に恋人を任せるというのはできない。
 どうしても嫉妬心はあるのだ。
 ならば、一緒に行動したほうがいい。

「それなら俺が行く。先生やアイザックまで引っ張りだす必要は無いはずだ」

 その意見に沙織は首を横に振る。

「そうしてあげたいのですが、絵梨衣さんの中にあるメデューサ様の力がどのような発動をするのか、こちらには何一つ情報がありません。ですからアイザックにも来てもらったのです」

 どちらかというと女神メデューサは海の者と相性がよいのではないか。
 水域の女神メティスの姉妹ゆえに。

 そうなるとアイザックがメデューサの力を受け取る可能性が高い。

 沙織の言葉に氷河は自分の兄弟子を険しい眼差しで見た。
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