忍者ブログ
更新・日記ブログ
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
[1]  [2]  [3]  [4]  [5]  [6]  [7]  [8]  [9]  [10]  [11
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

――再び夢を見た。
暗闇で今度は女性が立っている。

女神アテナに似ている気がするが、ちゃんと顔が見れたというわけではない。
ただ、何となく似ている気がする。
世界が真っ暗になった。


 ジュネは目を覚ます。
 部屋は真っ暗。
 まだ夜明け前なのか。
 そんなことを考えていたら、部屋のドアが開いた。
 瞬がランタンを持って入ってきたのである。
「ジュネさん! 大丈夫??」
 目を覚ました恋人に彼は駆け寄る。
「瞬……、もうすぐ夜明けなの?」
「違うよ。ジュネさんは丸一日、眠っていたんだよ」
 夜はこれからだと言う。
「気分はどう?」
 そう言って彼がジュネの頬に触れようとしたとき、チリチリとした空気の抵抗を感じた。
「?」
 さらに手を伸ばそうとしたとき、光の刃のようなものが瞬の手を掠る。
 彼は手を引っ込めた。
 それと同時にジュネはうつ伏せになり、口元を手で抑える。
「ジュネさん……?」
「な、なんだか、気持ちわるい……。体中で何かが蠢いているような……」
 瞬は慌てて外に出る。
 聖域にも医術の心得のある神官がいないわけではない。
 しかし、レヴィアタン戦の後遺症の場合、必要なのは医者ではなく呪術に長けた人間である。
 とにかく彼は人を呼んだ。

 そしてジュネを見た沙織とユリティース、神官たちの見解が一致する。
 ジュネの体に女神メデューサの退魔の力が残っていたのである。
 それがジュネの小宇宙を乱して、彼女の体を害していたのだ。
 ただ、この力はある意味、究極の力とも言える。
 ゆえに、十二宮の異変を抱える聖域としては消すに消せなかった。
PR
見ているこちらの方が困惑する話というのもスゴイかも。
個人的には、パラドクスさんの「万人に愛されているヤツは嫌い」という意味の台詞に笑いました。
台詞がおかしいのではなく、私の個人的な思い入れの所為です。
貴鬼の戦いのインパクトか凄かったです(笑)
なんだか、だんだん話の進まなさ加減に、期待の気持ちが疲れてきました。
これからは気が向いたら感想を書くという方法に変更します。
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]