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一輝と瞬が連れてこられたのは、聖域に客などがきた時に使用する部屋だった。
部屋には一応、簡易ベッドがあって毛布も用意されている。
何もないとしか言い様の無い場所で暮らした身としては、破格の対応にも思えた。

一輝は何も言わずに毛布を一枚取ると、それを肩にかけてドアの傍に座り込む。
「兄さん……」
瞬は兄の行動を見て、胸が痛くなった。
侵入者に対応できるように行動しているということは、兄は聖域という場所を警戒しているということである。
そして兄をそのようにしてしまったのは自分なのだ。

彼は同じように毛布を肩からかけると、一輝の隣に座った。

「兄さん……」
「……何だ」
一輝は仮眠を取るかように目をつぶる。
瞬は膝を抱え、顔を埋めた。
「兄さんは僕が弟で……」
嫌ではなかったかと思い切って聞きたい。
だが、どうしても言葉にできない。
二人の間に沈黙が訪れる。

しばらくして瞬は自分の髪をクシャクシャにしながら撫でる力強い手に気付く。
「良いに決まっているだろ」
その言葉に彼は涙が零れそうになった。
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2012-03-05 Aさんへ

喜んでくださって、私も嬉しいです。
しかし、読み直してみると聖闘士の皆様、 過保護ですね~。( °O °;)
魔獣退治に駆り出された青銅聖闘士たちが聖域に戻ってきたのは、バーベキューが終了した日の夜だった。
朝に現地に向い、夜に数頭退治をして帰宅。
長年魔獣を追い続けた人たちから見ると、本当に反則技のような解決だった。

ただ、犠牲者が増えることが無くなったのは喜ばしい話。
では魔獣を全滅させることが出来たのかというと、そういうものではない。
魔への信仰心、恐怖心、悪意。色々な負の意識が魔獣を再び作り上げてしまうことがある。
ということで、今回は「いったん出現する力を魔獣は無くした」だけなのだ。
それでもしばらくの間は、その土地が穏やかになり他の命が無残に散らされることは無くなる。
どのくらいの期間なのかは、そこに住む人たち次第でしかないが……。

そして魔獣退治をしたとなると、聖闘士といえども身を清めた方が良い。
本人たちのためというよりも、彼らに関わる一般の人たちのために。

ということで、温泉で身を清めてもらった星矢たちは、ほとんど疲労困憊状態だった。
それでも紫龍は五老峰に戻ったのだから、根性としか言い様が無い。
星矢はというと当然のように師匠である魔鈴の家に向かうのだが、一輝と瞬はオルフェのところへ連れて行かれた。

「これから用事があるとしても、明日の朝、エスメラルダさんとユリティースの作る朝食を食べてからにするんだ」

そういって簡易的な宿泊施設に二人は案内される。
「……えっ?」
「では明日の朝、会おう」
この時のオルフェは、「もし明日の朝、どちらかがいなかったら、それなりの対応をさせてもらう」という目つきをしていた。
2012-03-03 Aさんへ
不親切なことをして、申し訳ありませんでした。
どこかに分かるように記述しておくべきでした。

今までの萌え話は、
INDEX → 100のお題 → 07.星 / 萌え話(ブログ版・特別編)をクリックすると目次にページに移動します。

そして、こちらに直通リンクを貼っておきます。( ^ ^ ゞ
07.星 / 萌え話(ブログ版・特別編)

よろしければ「萌え話Ⅱ」も楽しんでくださると嬉しいです。
コメントをありがとうございました☆
萌え話75までをアップしました。

(テーブルタグの練習を兼ねて)
今の段階で拍手の回数が多かった話は
順位
記事のタイトル
拍手数
1位
萌え話8  獅子宮編

17

2位
萌え話28 獅子宮にて
16
2位
萌え話53 何がなんだか
16
4位
萌え話6  双児宮編
15
5位
萌え話13 カノンお兄さんの仕事?
14
6位
萌え話48 誤解いろいろ
12
6位
萌え話15 牡丹の花
12
8位
萌え話75 オチはこの人!
11
8位
萌え話7  巨蟹宮編
11
8位
萌え話30 可憐な花
11
でした~。 拍手をありがとうございます m ( _ _ ) m

(こうなるのかぁ、テーブルタグ……)
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