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 海辺では、レヴィアタンの戦士たちを黄金聖闘士たちが次々と撃破していた。
 一撃で倒さないと、戦闘に関する情報をレヴィアタンへ持ち帰られてしまう。
 その為、彼らは自らの技を封じて、事態の処理に当たっていた。

 だが、レヴィアタンがベヒモス変化を起こしたのである。
 こうなると向こうに自分たちの能力が知られてしまうのを覚悟の上で、攻撃を仕掛けないとならない。
 余り長く敵のベヒモス状態を見続ければ、自分たちもまた狂う可能性があるのだから。

 彼らは楽観をしたりはしなかった。

「ジュネさん、貴女は悪くはない!」
 過去の傷に押しつぶされそうになっている恋人を、瞬は力一杯抱きしめる。
「僕にも背負わせて欲しい……」
 瞬はジュネの頬に手を添えた。

 星矢とクリシュナはギョッとして視線を逸らす。
 しかし、瞬がジュネを落ち着かせたところで、危機的状況は何一つ解消されてはいない。
 時間が経てば、誰かが犠牲になるだろう。

(アイギスに頼るなと言われているけど……)

 それでも仲間たちを守りたい。
 あのレヴィアタンを倒さないと、聖域もこの海も世界もメチャメチャになる。
(いったいどうしたら!)
 星矢は自分に何が出来るのかと自問自答した。
 このとき、持っていたアイギスが急に重くなったような気がした。
「えっ?」
 盾から細かい水のようなものが発散され、星矢とアイギスを包み込む。
 同時に星矢の聖衣が光りだした。

「アイギスが力を発動したようです」
 処女宮では沙織がユリティースたちにそう告げる。
「やはりメデューサさまの力は衰えてはいなかった……」
 聖域の守護女神はほっとした表情を見せた。
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