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聖域に、夜の帳が下りる。昼間の喧騒とはうって変わって、とても静かな夜。
見回りの雑兵たちも、こんな夜は珍しいと口々に言う。

しかし、そんな夜に、宝瓶宮では奇妙なことが起こっていた。

「……」
カミュは自分のパンドラボックスから、『光』が抜け出す現場を見てしまう。
(やはり水瓶座の聖衣には、何か秘密がある)
黄金聖闘士なりたてのころ、彼は幾度か聖衣から言葉が聞こえたような気がした。
しかし、そんな話を他の同胞に言ったことは無い。
バカにされるか、過剰に神聖視されて鬱陶しいからだ。
彼は気配を消しながら、『光』の後を追う。
それはゆっくりと双魚宮へと進んでいた。

暗闇の中を前進する光の塊はだんだんと人へと形を作り始める。
その姿を見たとき、カミュは思わず声を出しそうになった。
(氷河?)
あまりハッキリとした造形にはなれないらしいが、それは時々、弟子の氷河に似た後ろ姿になるのだ。
(何なんだ?)
それは後ろを振り返ることなく、双魚宮へと歩みを進める。
彼はアフロディーテに連絡をするべきか迷った。
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