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「ところで貴方はどこから来たの?」
非常に真っ当な質問をされて、アイオロスは何と答えようかと思った。
そもそもここがどこなのか分からず、海で遭難して浜辺に打ち上げられたというには身体は濡れていないし、適当な場所からやって来たというにはこの浜辺に別の場所から続く自分の足跡はない。

「すみません。よく分からないのです」

すぐにバレる嘘をつくくらいならと、正直に答える。
すると相手はちょっと困ったように微笑んだ。
「それなら人里まで案内をしてあげるわ」
「良いのですか!」
「海将軍たちに見つかると面倒なことになるからね」
彼女の言葉にアイオロスはドキリとする。
(……海側の……関係者?)
さらに彼女は言葉を続ける。
「ペガサスは────にちょっと遅れると伝言をよろしくね」
このときペガサスのアイオロスを見る目つきがかなり厳しくなった。
明らかに怒っているのが分かる。

ところが次の瞬間、海辺に得体のしれない緊張が走る。
今まで見たこともないような化け物が海から突如現れたのである。
彼は少女を守ろうとしたが、彼女の攻撃の方が早かった。
大量の海水が天へと昇り、化け物は身体をバラバラにされた。
「あぁ~あ、この騒ぎで海将軍たちに連れ戻されるわね」
落ちてくる水が大量すぎて、土砂降りの雨よりも酷いことになる
視界が悪くなり、少女とペガサスの姿が見えない。

「大丈夫ですか!」

大声を出した瞬間、彼は目を覚ました。
そして、どうして此処にいるのか分からない、しかも自分に肩を貸しているサガとカノンに「いきなり大声を出すな!」と思いっきり殴られたのだった。
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