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突然の殺気に彼は素早くその場を離れて、体勢を建て直す。

「ペガサス! 人を踏もうとしちゃダメ!」
少女は真っ白い翼を持った美しい天馬を宥めていた。
アイオロスはここがどこなのか分からず、辺りを見回す。

(海辺……?)
しかし、デスクィーン島ではないような気がした。
あの島は少しずつ緑が戻ろうとしているが、かなり荒々しい大地が残っている。
ここは美しい浜辺だった。
遠くには神殿らしき建物が見える。

「ごめんなさいね。ペガサスったら、いつもは大人しい子なのよ」
踏まれそうになった側からすると、あまりその意見には賛成しかねた。
むしろペガサスの様子が手にとるように理解できる。
彼(?)は警戒しているのだ。
(不審者扱いらしいな)
「私の名は──。貴方の名は?」
何か言葉の上から異音が入ったかのように、少女の名はかき消されてしまう。
(???)
少女は何の疑問も持たずにアイオロスの返事を待っている。
とにかくアイオロスは正直に名乗った。

「アイオロス? “風の君”と同じ名ね」
少女は楽しそうに笑う。
その笑顔を見たとき、彼は少女が誰かに似ているような気がした。
(なんとなくセイヤの幼馴染み?に似ているような……気が……)

でも、実物はほんのちょっとしか見たことがないので、アイオロスは気のせいだと思うことにした。
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