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異常事態というのは、慣れてしまった人間には普通のことだが、
慣れていない人間には神経と体力をすり減らす力を持っている。

「私のそばにいなさい」
ジュネに言われて、2~3人の女官がほっとしたような顔を見せた。
異常なまでに怖がるのも聖域で暮らす者としてどうかと思われるが、
魔の放つ瘴気に敏感なのだといわれれば恐怖を表に出すなと無理強いは出来ない。
むしろ、黄金聖闘士が二名増えたことでリラックスをされても困る。
次の瞬間とんでもない化け物が現れないとも限らないからだ。

「……」
オルフェは星矢が連れてきた老婦人をちらりと見る。
彼女はユリティースやエスメラルダ、春麗がそばにいて色々と話をしていた。
パニック状態にならないのはありがたいが、あまりにも落ち着きすぎている。
(……正体は分からないが、名のある女神か?)
ならば化け物たちが神気を察し、それを食らおうと現れたのかもしれない。
ただ、自分の恋人やエスメラルダたち若い娘の匂いに引き寄せられたということもあり得る。

夜明けまではまだ時間があった。
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