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 翌朝、オルフェが一輝と瞬ののところへやって来た。
 朝食が出来たという。

「逃げ出さないでいてくれて、よかったよ」
 昨日とはうって変わって優しい対応に、二人は本気で信用されていなかったらしい。
 こうなると瞬は何となく不安になる。
 何かあるのかと尋ねてみると、オルフェは一輝の方を向いた。
「アンドロメダはいいとして、フェニックスには言っておいた方が良いな」
 聞こえるような独り言に一輝は眉をひそめた。
「……」
「緊急のときは仕方ないけど、聖域に来たら一泊してエスメラルダさんの作った朝食を食べてほしいんだ」
「なに?」
「フェニックスに作った料理を食べてもらいたいと思っても、君がそれを断れば、彼女は段々と自分の望みを口にしなくなってしまう。ワガママを言っていると考えてしまうからね」
「……それは……」
「彼女は自分の望みを口に出して良い。それを知ってもらうためには、フェニックスの協力が必要だ」
 三人はエスメラルダの住む家に到着する。
「今回は僕とユリティースも一緒だけど、次回からは君らだけで食べに来ること」
 そしてドアを開くと、そこにはユリティース、エスメラルダ、ジュネの三人が朝食の準備をしていた。

「おはようございます」
 嬉しそうなエスメラルダの表情を、一輝は眩しそうに見つめたのだった。
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