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夜の女神に関わる存在が、来るのか来ないのか。
女官たちの勘違いなのか、正解なのか。
さっぱり分からないバーベキュー大会は、大勢の参加者と豊富な食料のおかげか穏やかに時が過ぎてゆく。

しかし、酒を飲んでいながらカノンもサガも全然酔えない。
アイオロスだけが陽気だった。
「それでカノンはどこで、こんなにも大量の美味い肉を調達したんだ?」
弟に酒を持ってくるよう依頼した後、アイオロスはカノンの杯に酒を注ぎながら尋ねた。

「……まさか、悪事を犯したということではあるまいな」
サガは弟を睨む。
だが、カノンは違うと答えた。

「地上のある場所に用事があったのだが、そこの土地を牛耳っていた小悪党が俺に喧嘩を売ってきたんだよ」
「何だ、そのトラブルは!」
「知るか! とにかく面倒だから組織を崩壊させたんだが、それでも腹立たしいから騒ぎの落とし前として、そいつが狙っていた土地で酪農をやっていた人たちから肉を大量に買わせた」
「……」
「おかげで村は生き返り、そいつは力をかなり失った。気分は良かったが、残ったのは大量の食料だ」
捌くのにも時間がかかる。
それで聖域に持ち込んだという事だった。
「喧嘩の原因は?」
「……俺のところの部下搦みだ。それ以上はノーコメント」
つまり、他人の喧嘩を彼はわざわざ高く買ったらしい。
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