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絵梨衣はこの説明を大まかに理解する。
彼女たちは命懸けでこの世界を守っているのだ。
そこまでの意思力を持つ人たちならば、自分の願いを聞いてくれるかもしれない。

「あの……、皆さんにお願いがあります」
何度も考えたこと。それを口にするのはやはり心が落ち着かない。
それでも誰かには言わなくてはならない言葉だった。
「もし私が災いの原因になったら……」
緊張の極致で紡ぐ言葉は、終わらないうちに返事を言われてしまう。
「助けに行くよ」
シャイナの言葉に絵梨衣はキョトンとする。
「えっ?」
「だから助けに行く。絵梨衣ちゃんも絶対に早まった真似はしないこと。約束だよ」
意外な展開に絵梨衣は思考がまとまらない。三人の女性聖闘士達の顔を順に見た。
すると魔鈴が言葉を続けた。
「さっきも言ったように、聖域は裏切りなどを利用している部分がある。だから誰かが絵梨衣ちゃんに酷いことを言うかもしれないし、利用しようとするかもしれない。でも、貴女を救うために命を懸ける聖闘士もいる」
「……」
「まぁ、どちらかというと面倒な状態の余波でそちらに迷惑をかけるほうが多いだろうけど、とにかく女神やキグナスを最後まで信じて欲しい。聖域は絶対に貴女を守る」

それは力強い言葉だった。
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