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聖域の夜が明ける。
朝日に照らされた黄金十二宮は美しく輝いていた。

だが、しばらくして見張りの雑兵たちが異常事態に気付いた。
何しろ十二宮が建物ごと光輝いているのだ。
それも白く。
しかも、黄金宮の周囲には見えない壁があるのか、どんなルートを使っても入ることが出来ない。
だから、中にいるはずの黄金聖闘士たちがどんな状態になっているのか分からないのだ。

この異常事態に、沙織の泊まっている家へオルフェが向かう。
そして聖域にいた白銀・青銅聖闘士たちが次々と十二宮前に集まっていた。
十二宮に泊まらなかったアイオリアも駆けつける。

何事かと様子を見ている彼らの前で、白羊宮が強い光を放ったあと元の色を取り戻す。
そしてムウと貴鬼、ミロ、カミュ、シャカが中から現れた。

どうも双児宮での異常事態が原因らしい。
ただ、本当にそうなのかは彼らも確認が取れていない。

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エウロパさんが素敵に化けたかも……。
>2013.08.13 13時にコメントをくださった方へ

感想をありがとうございます。
エスメちゃんの登場は本当に久しぶりになってしまいました。

これから女の子達の活躍?する映画の制作が始まるはずなのですが……。
どうなることやらです。

趣味・全開話になりそうですが、ドン引きしないでいただけると有り難いですm ( _ _ ) m ペコッ
思わせぶりな四天王達にも、なんだかなぁという印象です。
「アテナ様、今日はいろいろあって興奮状態なので、ベッドを一つにして良いですか?」

ユリティースに言われて、沙織は頷く。
この家は本来、エスメラルダとジュネが使っているのだが、ジュネが任務などで不在のときにはユリティースや女官、たまに魔鈴やシャイナが泊まることがあるので、寝室にベッドが二つあるのだ。
これはサガの心配性を女性たちがこれまた心配して、取られた措置だったりする。
このお兄さん、妹分に近づく男は自分が認めた者以外は葬っても良いと思っている節があるから。

ただでさえ「そういうこと」では頭のいい人なので、その心配は必要ないという事を態度で示しているのだ。
エスメラルダはこの裏事情を全然知らないのだが。

そんなこんなで、ベッドを一つにして寝るというのはユリティースとエスメラルダは慣れているようで、テキパキと支度をする。
「誰が真ん中になりますか?」
そう尋ねられても、沙織は返事が出来ない。
このような体験は初めてだからだ。
「では、適当に場所を決めましょう」
ベッドの上で三人は車座になって座る。

最初の30分くらいは雑談をしていたのだが、やはりレヴィアタン戦の疲労があったらしい。
いつの間にかユリティースを真ん中にして、三人は眠ってしまう。

この夜、沙織は夢を見ずにぐっすりと眠る事が出来た。
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