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レヴィアタン戦が終わったと思ったら……。
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遥か昔、古代イスラエルにソロモンという王あり。
彼が結婚したとき、神に盛大な捧げ物をする。
神は彼の夢枕に立ち「願い事をかなえよう」と言った。
するとソロモンは知恵を求めた。
神はこの返事を喜び、多くのものを与えることを約束した。

 ☆☆☆

「ところが自称ソロモンの場合は、神が与えてくれるわけではありません」
ミーノスは冥界の状況を伝える。
信書というのはパンドラからの手紙で、ミーノスの話を聞いてほしいとだけ書かれていた。
「レヴィアタンに食われていた魂を裁いているとき、その人間が己の意識を媒体に魔獣というか悪魔を呼び出したのです」
冥界の神が既に支配している場所なので、悪魔といえども暴れられるわけではない。
しかし、不完全に不完全を重ねた力の発動というのは、冥闘士たちもすぐに制御できるものではなかった。
「冥界の力を安定させようとしたのですが、こちらの巨蟹宮に繋がっている道を相手に利用されました」

これにより、悪魔(?)たちは十二の黄金宮に逃げ込んだのである。
今回はレヴィアタン戦があり、女神メデューサの力が発動したのだ。
空間そのものが不安定だったのが悪い方に作用したらしい。

「たぶん、悪魔たちは各黄金宮のどこかに隠れています」
その悪しき者たちを捕らえる道具を、今、巨人族の鍛冶屋が作ってくれているとのこと。
ただ、問題はその道具が人を選ぶかもしれないと言うことだった。
強力な道具というのは、そういう反応を示すことが無いわけではない。

この話に沙織も聖闘士たちも、一般人を選ばないでほしいと思った。
キャラは増えたけど、話の進みはイマイチでした。
今日はちょっと見れそうに無いので~。
「とにかく、報告しなさい」

 十二の黄金宮で起こった異常事態。
 女神アテナが久々に、女神の聖衣を纏い武装して黄金聖闘士達の前に立つ。
 この威圧感に、黄金聖闘士たちの背中には冷たいものが流れていた。
 十二宮前の広場には他にも大勢の白銀や青銅の聖闘士達もいる。

 しかし、分かっているのは双児宮でスケルトンが現れ、それをサガとアイオロスあたりが排除したと思ったら、いきなり黄金宮に閉じ込められたということ。
 彼らは脱出のために力を使うのがやっとだったのである。

 それを聞いて沙織はしばらく考え込む。
 大抵のことならば黄金聖闘士たちが負けるということは無いが、何らかの理由で敵対者が長期戦を前提に行動をしていた場合、行方の分からない黄金聖闘士たちを足止めすることは可能かもしれない。
 戦力の分散である。

 このとき、十二宮前の広場にミーノスが現れた。
 グリフォンの冥衣を纏っている。
「女神アテナ、冥界で少々問題が起こりました」
 彼はその手に信書を持っていた。
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