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夢の中に現れる機織り機。
シオンに協力を依頼したときから、少しだけ布が織れるようになっていた。
最初の頃の糸が切れるという事態に比べたら、ものすごい進歩である。

(シオン達が関わったから?)

アストラムたちの装飾について参考意見を聞きたいという絵梨衣の頼みで、教皇であり聖衣の修復師であるシオンを日本へ呼んだ。
そして彼は絵梨衣の話を聞いて鎧の制作を他の人間にやらせると分かったとき、何とも不可解な表情を見せた。
「その者たちの実力は、どれほどのものですか?」
まさか聖衣の修復師がこの一件に関わり合うつもりとは思わなかった。
しかし、貴鬼の修行の一環にと言われると、確かに修復師候補を鍛える方が重要である。
「沙織さん、ここは教皇様に頼みましょう。きっと素敵な鎧を作ってくれます」
その言葉に沙織はなんとなく不安なものを感じながら「そうですね」と頷いてしまった。

ところがこの話し合いの直後から、夢の中の機織り機に少しだけ布が織られているのだ。
(もしかして負の糸は、私や関係者の不安を糧に強度を増す?)
沙織が全てを管理していたときは、登場人物以外は優秀なスタッフを呼んで制作すれば良いと思っていた。
しかし、そう考えていたときの糸は切れ続けている。
彼女は溜息をついた。
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「どうして女神は敵役をラダマンティス殿に依頼したんじゃ?」
童虎の問いにシオンはあっさりと答える。

「単なる敵役ではないらしいが、黒い鎧の似合いそうな聖闘士がサガとデスマスクとシュラくらいしか思いつかなかったそうだ」

しかし、サガをその役にすると迫力がありすぎるし、出演するエスメラルダが何らかの理由で彼を怖がってしまっては意味がない。
同じようにデスマスクでは春麗に出演を依頼しにくかった。
そしてシュラの場合は、山羊座の聖衣が妙な反応を示すと面倒なので除外ということだった。
分かるような分からないような理由に、天秤座の黄金聖闘士は苦笑いをした。
「一応、アテナも駄目元でパンドラ殿に話を持っていったら、むしろ見てみたいと言われたらしい」
「……」
童虎はしばらく考え込む。
春麗は女神の自主制作映画に出演しても良いと言っている。
確かに良い記念かもしれない。それにエスメラルダやユリティースに会えるのだ。
台詞や演技については無理はさせないという条件もついている。

「黒を纏うのは一人だけなのか?」
「あと数人はいるはずだが……?」
主人公側の少女は3~5人を設定しているので、ラダマンティス一人に(偽?)敵役をやらせるのは無理な話。
ということでシオンは沙織から敵キャラ用の鎧は数体必要だと前もって言われていた。
「わしも参加したいんじゃが、どうだ?」
「おぬしが?」
「春麗たちに怪我をさせないように闘えるぞ」

その一言にシオンは「女神に言ってみる」と返事をしたのだった。
アンドロメダの聖衣を見たいと言われて、瞬は貴鬼とムウの前に自分のパンドラボックスを置いた。

わざわざ日本へ来た理由というのが、沙織の自主制作映画に使う鎧の参考にしたいので直接見たいらしい。
しかも貴鬼の修行を兼ねているともなれば、ついでに初期の聖衣がどんな感じだったのかも彼は事細かに話す。
そして聖衣の修復師の弟子は、真剣な表情で紙に情報を書き込んでいた。

「ところでアンドロメダの聖衣をモデルにした鎧をジュネさんが纏うと聞いているのですが……」
決定なのですか?と瞬はムウに尋ねる。
すると弟子の指導兼補佐に来ていた牡羊座の黄金聖闘士はそうだと答えた。
「女神曰く、ジュネはダブルユーザーという立場だそうです。アクションが出来る人間が限られていますから、彼女は二つの鎧を状況に合わせて身に付けるそうです」
もちろん作るのはごく普通の鎧なので、ネビュラチェーンに該当する鎖はムウかシオンが念動力でサポートすることになっている。
このとき貴鬼が無邪気に言った。

「今、女官たちが出演者の美容とかについて気をつけているから、ジュネの髪とかすごく綺麗になっていたよ」

とにかく目立つらしい。
おかげで貴鬼たちは鎧の色を微妙に変更した方が良いのではと思うくらいになっていた。
「えっ……」
ただでさえ綺麗な恋人が、今回の事態で美しさに磨きがかかっている。
この話に瞬は恋しさ半分不安半分ということで、聖域に駆けつけたくなってしまった。
話の内容は緊迫しているのですが、なんというか微妙に首を傾げました。
>2012-10-15 Ωさん

確かに総集編でした。しかも九割くらい。
最後まで見たとき、子供の視聴者には退屈だったのではと思わず心配をしました。

シリアス編に突入したから、話数調整が難しくなったのかな?
でも、目新しい情報が何もないというのもキツイ話ですね。
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