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夢の中に現れる機織り機。
シオンに協力を依頼したときから、少しだけ布が織れるようになっていた。
最初の頃の糸が切れるという事態に比べたら、ものすごい進歩である。

(シオン達が関わったから?)

アストラムたちの装飾について参考意見を聞きたいという絵梨衣の頼みで、教皇であり聖衣の修復師であるシオンを日本へ呼んだ。
そして彼は絵梨衣の話を聞いて鎧の制作を他の人間にやらせると分かったとき、何とも不可解な表情を見せた。
「その者たちの実力は、どれほどのものですか?」
まさか聖衣の修復師がこの一件に関わり合うつもりとは思わなかった。
しかし、貴鬼の修行の一環にと言われると、確かに修復師候補を鍛える方が重要である。
「沙織さん、ここは教皇様に頼みましょう。きっと素敵な鎧を作ってくれます」
その言葉に沙織はなんとなく不安なものを感じながら「そうですね」と頷いてしまった。

ところがこの話し合いの直後から、夢の中の機織り機に少しだけ布が織られているのだ。
(もしかして負の糸は、私や関係者の不安を糧に強度を増す?)
沙織が全てを管理していたときは、登場人物以外は優秀なスタッフを呼んで制作すれば良いと思っていた。
しかし、そう考えていたときの糸は切れ続けている。
彼女は溜息をついた。
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