忍者ブログ
更新・日記ブログ
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
ブログ内検索
[1387]  [1386]  [1385]  [1384]  [1383]  [1382]  [1381]  [1380]  [1379]  [1378]  [1377
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

異変は黄金宮に潜む者たちにも気付かれる。


 絵梨衣が巨人族の鍛冶屋が作り上げた鎧に見込まれた。
 ということは鎧を外すことは、何らかの危険を伴うかもしれない。
 実際に絵梨衣は鎧を外そうとしたが、上手くいかない。
 だからといって身に付けていれば、否応もなく悪魔退治という危険に関わることになる。

――巫女が我等を退治しようというのか。

 困惑している者たちの頭上に、フクロウの仮面を被り黒いオオカミのような生き物にまたがった悪魔が現れる。
 その手には剣が握られている。

「貴様は何者だ!」
 聖闘士の問いに悪魔は答えた。

――我の名はアンドラス。30の軍団を指揮する大侯爵。

 悪魔は言葉を続ける。

――不和の中で滅びるが良い。

 この瞬間、絵梨衣の脳裏に不和の女神の姿が蘇った。
 同時に溢れ出ようとする言葉を抑えることが出来ない。

「では、異教の女神の力、存分に味わうが良い」

 絵梨衣が手を動かすと、空気が震えた。
 この事態に聖闘士たちも驚く。

「女神メデューサの力!」

 複数の氷柱がアンドラスを襲う。
 悪魔はその空間そのものに居続けることが出来ず、消えた。

 退治できたのか、それとも退却したのか。
 今の段階では聖闘士達にも分からなかった。

PR
Comment
name 
title 
color 
mail 
URL
comment 
pass    Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
管理人のみ閲覧可   
Template by Crow's nest 忍者ブログ [PR]