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きっかけはペガサスの聖衣だった。

星矢が怪我で入院をしている間、聖衣は美穂が預かっていた。
それがいったい何であるのか、美穂はあまり詳しいことは知らない。
しかし星矢にとって大事なものなのは理解していた。

病院へ見舞いへ行ったあと、美穂はまるで生き物相手のようにペガサスのパンドラボックスに話しかける。
星矢の様子を事細かに……。
そんなある夜、美穂は不思議な夢を見た。
夜の海辺に白いペガサスがいた。
ペガサスは美穂に近づく。
「星矢ちゃん、きっと元気になるよ」
だから心配しないで。そういいながらも美穂の声は震えていた。
幼馴染みが大変なことになっているというのに、何にも役に立たない自分が情けなくて悔しい。
美穂は泣きながらペガサスに謝る。
「ごめんなさい、ごめんなさい……」
あなたの友達を助けたいのに、何も出来なくてごめんなさい……と。
するとペガサスは、美穂の顔をじっと見たあと顔を寄せる。
甘えているような慰めているような仕草。彼女はちょっとだけ許されたような気がした。

(この話を美穂から聞いたとき、多分、本物が現れたのだと思ったのよね)
ただ、美穂自身は不思議な夢で終わらせているのだが。
絵梨衣はお茶を一口飲む。
(それを沙織さんに話したのが、良くなかったのかも……)
自分も夜の世界に囚われていたとき白鳥座の聖衣が傍にいてくれたので、てっきり聖衣にはそういう性質があるのだと思っていた。
ところが沙織の様子を見ると、どうも違うらしい。
それどころか沙織はとにかく聖衣達が行動を起こすところを見たがったのである。

それが今回の実験が行われた事情だった。
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