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鎧の制作者が近くにいるということは、微調整が利くということで……。

ラダマンティスには特定の曜日に聖域へ顔を出すという、拷問に近いスケジュールが組まれている。
それでも聖域の修復師は一目でだいたいのサイズを把握したらしく、二回目で映画用の鎧を試着することが出来た。
場所は聖域の町の方にある社殿。ラダマンティスとしては居心地が悪い。
何しろ同席しているサガは何か考え込んでいるし、アイオロスの方は好奇心全開で自分のことを見ているのだ。
しかも、冥界側からは一人お目付役がいる。

「どこか動かしづらいところがあったら言ってくれ」
シオンの言葉にラダマンティスは無いと答える。
黒い鎧は冥衣に比べると華奢な感じがしたが、普通の鎧なので物質的な重さを考慮するとこんなものかと彼は納得する。
「結構、見れますよ」
カメラを片手にミーノスが仲間を褒める。

今回、ミーノスはパンドラからの命令で、鎧を纏うラダマンティスの写真を撮りに同行ということになっている。
いちおう名目は、パンドラへの報告をラダマンティス本人にやらせると情報を省く恐れがあるからというもの。
何か冥界側の微妙な関係に、サガは眉を顰めアイオロスは笑いをこらえていた。

そして隣の部屋ではジュネがアンドロメダ座をモデルにした鎧を身に付けていた。
「どうかな?」
ジュネの長い髪が鎧の隙間に挟まったりしてはいないか、動きを阻害させてはいないか、貴鬼は何度も尋ねる。
しかし、今回の鎧には華やかなスカートなど洋服の上に身に付けるものなので、部屋には貴鬼とジュネの他に、ムウとユリティース、エスメラルダ、そして女官が二人ほどいた。
服飾の欠点をその場である程度修正するためである。
「今は大丈夫ですが、外で動いてみないと何ともいえません」
アクション部分を一人で背負いそうな設定のため、ジュネは外へと出て良いかと尋ねる。
ムウと貴鬼は直ぐさま了承した。
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