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十二宮での大混乱が一応終了。
女性聖闘士の三人を労うために、聖域の外れではバーベキューが行われていた。
単に年配の女官たちが、野外料理を後輩の女官たちに実地で教えているとも言う。
そんな賑やかな場所ではあるが、ゲストの一人である春麗には顔見知り以外は女官か聖域関係者だろうという判断しか出来なかった。
何しろ聖闘士である紫龍は聖域に顔を出すことは少ないし、星矢たち顔見知りでも聖域にいる女性を全員知っているわけではない。
さすがにユリティースはほぼ覚えているとは思うが、あいにく彼女は別のことをやっている。
何カ所かで料理が作られているのだが、一番賑やかなのはアルデバランのところだった。
彼の作ったブラックペッパーの効いた南米料理を、一輝とエスメラルダ、そして貴鬼が試食をしていた。
年配の女官が一緒におり、アルデバランに料理の仕方を尋ねている。
「春麗、どうしたんだ?」
紫龍が人の輪から離れたところにいる春麗を呼びに来た。
「あのね、老師が来ないか見ていたんだけど……」
彼女は何か困惑していた。
「老師ならもうすぐ来ると思うが? 向こうでの話が長引いているのかもしれないな」
紫龍もまた春麗の見ていた十二宮の方を向く。
「それはいいのだけど、女官さんから変なことを聞かれたの」
「変なこと?」
「エスメラルダさんと瞬さんは実の姉弟なのかって」
春麗の困惑は紫龍にも理解できた。
エスメラルダと瞬はなんとなく似ている。
だから血縁関係があるように思われるが、実は関係ない。
「それで春麗はなんと答えたんだ?」
「違いますと答えたけど、エスメラルダさんが一輝さんのお嫁さんになれば、ある意味間違いじゃないのよね。言わなかったけど……」
ただ、春麗には何となく奇妙な問いに思えるのだ。
「いったいその人は何を聞きたかったんだろうな」
紫龍も首を傾げた。
女性聖闘士の三人を労うために、聖域の外れではバーベキューが行われていた。
単に年配の女官たちが、野外料理を後輩の女官たちに実地で教えているとも言う。
そんな賑やかな場所ではあるが、ゲストの一人である春麗には顔見知り以外は女官か聖域関係者だろうという判断しか出来なかった。
何しろ聖闘士である紫龍は聖域に顔を出すことは少ないし、星矢たち顔見知りでも聖域にいる女性を全員知っているわけではない。
さすがにユリティースはほぼ覚えているとは思うが、あいにく彼女は別のことをやっている。
何カ所かで料理が作られているのだが、一番賑やかなのはアルデバランのところだった。
彼の作ったブラックペッパーの効いた南米料理を、一輝とエスメラルダ、そして貴鬼が試食をしていた。
年配の女官が一緒におり、アルデバランに料理の仕方を尋ねている。
「春麗、どうしたんだ?」
紫龍が人の輪から離れたところにいる春麗を呼びに来た。
「あのね、老師が来ないか見ていたんだけど……」
彼女は何か困惑していた。
「老師ならもうすぐ来ると思うが? 向こうでの話が長引いているのかもしれないな」
紫龍もまた春麗の見ていた十二宮の方を向く。
「それはいいのだけど、女官さんから変なことを聞かれたの」
「変なこと?」
「エスメラルダさんと瞬さんは実の姉弟なのかって」
春麗の困惑は紫龍にも理解できた。
エスメラルダと瞬はなんとなく似ている。
だから血縁関係があるように思われるが、実は関係ない。
「それで春麗はなんと答えたんだ?」
「違いますと答えたけど、エスメラルダさんが一輝さんのお嫁さんになれば、ある意味間違いじゃないのよね。言わなかったけど……」
ただ、春麗には何となく奇妙な問いに思えるのだ。
「いったいその人は何を聞きたかったんだろうな」
紫龍も首を傾げた。
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