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只今、ファミリー劇場で『牙狼』が再放送されています。

面白いですね~。
鋼牙とカオルの関係が、ちょっと(かなり?)もどかしくて
見ているこちらは楽しいです。
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抵抗する人間の放った細い鎖。
それがよもや自分を拘束するとは、さすがのレヴィアタンも意外な抵抗に驚いてしまった。

『小癪ナ!』

形を変えて鎖を引き離そうとするが、その鎖はまるで生き物のように長さを変えてレヴィアタンを離さない。
では、元凶たる人間を襲おうとすると、今度は鎖が棒のようになって前へ進むことを阻むのである。

『許サヌ!!』

レヴィアタンは周囲の霧をますます濃くしてゆく。
そして今まで身体の中に貯め込んでいた傀儡であるヒトを浜辺へと送り込む。
こうなったら、全員を喰らう。

海の怪物は怒り狂った。

☆☆☆

十二宮の方でも、上空を黒い影が現れたり消えたりを繰り返している。
「あれがジズでしょうか」
オルフェの言葉に貴鬼は首を傾げた。
この怪物は遠くからやって来たという現れ方はしなかった。
ということは瞬間移動ができるのだろうか?
雲の中を飛んでいるかのように見える空の怪物。
そこに実体があるのか、貴鬼には分からなくなっていた。
レヴィアタンの巨大な姿を見たとき、瞬はネビュラチェーンを何処に巻き付けるべきか考えてしまった。
部分的な補足程度では、姿を変えられたらそのまま逃げられてしまうかもしれない。
しかし、何としても捕まえねばジュネを守ることは出来ない。

瞬がネビュラチェーンを強く握ったとき、脳裏に声が響いた。

『捕まえ方を迷うのならば、単純に雁字搦(がんじがら)めにすれば良い』
声の主である乙女座の黄金聖闘士シャカが、アッサリと答えを出す。
彼は今、沙羅双樹の園にいた。
「雁字搦めって……、あれだけの大きさを?」
『相手は逃せば那由他の距離まで離れかねない魔獣。迷うな』
畳みかけるよな説得に瞬も覚悟を決めた。
敵が逃げようとするのなら、ネビュラチェーンは時空を超えてでも追跡を行う。
目の前にいる巨大な魔獣が捕らえられないわけがない。
このとき乙女座の黄金聖衣が仄かに輝く。

「ネビュラチェーン!」

彼の放った鎖は、レヴィアタンに向かって一直線に突き進んだ。
霧の中から人の形をした何かが現れる。
「レヴィアタンの兵隊か」
浜辺にいる黄金聖闘士たちが武器を構えた。
妖魚たちが全滅した今、レヴィアタンも自分に歯向かう男たちがただの人間ではないと判断したらしい。

『我ガ不死身ヲ受ケ継ギシ者タチヨ、愚カナひとドモニ恐怖ヲ与エヨ』

レヴィアタンの咆哮が聖域中に轟いた。

☆☆☆

「レヴィアタンの意識が大きく動いたようです」
シオンの言葉に沙織は頷く。
処女宮の中にはユリティースとエスメラルダ、そして二人の女官が不安そうにしていた。

☆☆☆

「レヴィアタン以外の気配はあるかい?」
処女宮の前ではオルフェが貴鬼に話しかけていた。
今や処女宮の周りの食う木は不可思議な光のようなものが漂っている。
その正体は双魚宮のあるじが作り上げた魔性の薔薇が放つ毒素。
この空気の中を移動できるのは黄金聖闘士たちだけだった。
「今のところ海からしか感じないけど……」
それどころかレヴィアタンの圧倒的な存在感の影響で、小物の方を見落としかねない。
このとき背後から童虎が現れた。
「どうやら下の方で戦闘が始まったようじゃ」

それが合図だったのか、空に大きな黒い影が現れた。
TVに関する優先権の事情で、今日は『聖闘士星矢Ω』を見ることが出来なさそうです。
ということで、後日、録画を見れたときに更新したいと思います。
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