更新・日記ブログ
カレンダー
04 | 2025/05 | 06 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | ||||
4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
ブログ内検索
最新記事
(10/31)
(09/02)
(08/23)
(08/23)
(05/22)
黄金宮の一室には誰が用意したのか、ティーセットが置かれている。
「この磨羯宮で一時間の休憩を取ること」
意外な言葉に彼女たちは顔を見合わせる。正直言えば日没も近くなったので、さっさと先に行きたい。
そのことを山羊座の黄金聖闘士の言葉に尋ねると、彼は即座に却下した。
「休憩は必ず取らせろと言われている」
相手が実力行使の足止めも辞さないという様子では、強行突破など出来るわけがない。
下手をすればそこで別の意味でのゲームオーバーは確実である。
彼女たちは仕方なく用意された部屋で休憩を取ることにした。
そしてシュラもまた別室で己の不運を呪っていた。
『シュラ。彼女たちから好みを聞いといてくれ』
少し前に小宇宙による連絡があった。声の主は童虎である。
(何故、俺が……)
『一時間も話をする時間があるのだから、それくらい簡単じゃろ』
本人からすれば、全然簡単ではない。
『早くしないと、こっちで勝手にメニューを決めることになる』
どうやらユリティースとエスメラルダが疲れて戻ってくるであろう女性聖闘士達のために、大鍋料理を企画していたのである。
そうすれば魔鈴たちは今夜の夕食を気にせずに済む。
料理は多人数分作るので、話を聞いた春麗が誘いを受けた。そうなると童虎と紫龍も参加することになる。
そして新鮮な肉や魚が、今回は過剰なまでにあった。
理由は色々とあるのだが、とにかく野外パーティーに雪崩込んでも大丈夫なくらいである。
ということでメニューが増えたから、童虎は女性聖闘士達の好きな料理をシュラに聞けというのだ。
嘘をつくのが下手な山羊座の黄金聖闘士は、大きなため息をついたのだった。
「この磨羯宮で一時間の休憩を取ること」
意外な言葉に彼女たちは顔を見合わせる。正直言えば日没も近くなったので、さっさと先に行きたい。
そのことを山羊座の黄金聖闘士の言葉に尋ねると、彼は即座に却下した。
「休憩は必ず取らせろと言われている」
相手が実力行使の足止めも辞さないという様子では、強行突破など出来るわけがない。
下手をすればそこで別の意味でのゲームオーバーは確実である。
彼女たちは仕方なく用意された部屋で休憩を取ることにした。
そしてシュラもまた別室で己の不運を呪っていた。
『シュラ。彼女たちから好みを聞いといてくれ』
少し前に小宇宙による連絡があった。声の主は童虎である。
(何故、俺が……)
『一時間も話をする時間があるのだから、それくらい簡単じゃろ』
本人からすれば、全然簡単ではない。
『早くしないと、こっちで勝手にメニューを決めることになる』
どうやらユリティースとエスメラルダが疲れて戻ってくるであろう女性聖闘士達のために、大鍋料理を企画していたのである。
そうすれば魔鈴たちは今夜の夕食を気にせずに済む。
料理は多人数分作るので、話を聞いた春麗が誘いを受けた。そうなると童虎と紫龍も参加することになる。
そして新鮮な肉や魚が、今回は過剰なまでにあった。
理由は色々とあるのだが、とにかく野外パーティーに雪崩込んでも大丈夫なくらいである。
ということでメニューが増えたから、童虎は女性聖闘士達の好きな料理をシュラに聞けというのだ。
嘘をつくのが下手な山羊座の黄金聖闘士は、大きなため息をついたのだった。
PR
「えっ。瞬が聖域に来ているの!」
「なんだ、ジュネ。まだ、会っていなかったのか」
人馬宮にて星矢から恋人の事を言われて、ジュネは戸惑った。
もし、それが本当ならば、何故自分には何も言ってはくれなかったのだろうか。
(もしかして危険な任務をやっているとか……)
彼女の不安げな様子に、星矢は大丈夫だよと言う。
「ジュネはその花嫁衣装を着たまま、あいつのことを待っていればいいんだよ」
その言葉にジュネの顔が赤くなる。
確かに白っぽい服を着て髪飾りからブーケから小道具を持っている彼女は、どう見ても花嫁。
「ところで星矢。アイオロスは?」
今回の元凶とも言うべき男の姿が見えない。
魔鈴の問いに星矢は苦笑いをした。
「用事があるといって教皇の間へ行ったよ」
ラスボス役にここで当たると残りの宮を突破する理由が希薄になるから。
星矢の説明に三人はため息をついたのだった。
「なんだ、ジュネ。まだ、会っていなかったのか」
人馬宮にて星矢から恋人の事を言われて、ジュネは戸惑った。
もし、それが本当ならば、何故自分には何も言ってはくれなかったのだろうか。
(もしかして危険な任務をやっているとか……)
彼女の不安げな様子に、星矢は大丈夫だよと言う。
「ジュネはその花嫁衣装を着たまま、あいつのことを待っていればいいんだよ」
その言葉にジュネの顔が赤くなる。
確かに白っぽい服を着て髪飾りからブーケから小道具を持っている彼女は、どう見ても花嫁。
「ところで星矢。アイオロスは?」
今回の元凶とも言うべき男の姿が見えない。
魔鈴の問いに星矢は苦笑いをした。
「用事があるといって教皇の間へ行ったよ」
ラスボス役にここで当たると残りの宮を突破する理由が希薄になるから。
星矢の説明に三人はため息をついたのだった。
はやぶさのニュースがあまりにも凄くて、
月刊星ナビ7月号を購入してしまいました。
特集雑誌、発売されないかなぁ。
(もちろんイトカワデータと突入時の画像を収めたDVD付き)
月刊星ナビ7月号を購入してしまいました。
特集雑誌、発売されないかなぁ。
(もちろんイトカワデータと突入時の画像を収めたDVD付き)
「ペガサスは敵方の女性と戦うのを避ける方か?」
アイオロスの問いに星矢は首を傾げる。
「女に手を上げることは出来ない。そういう理由じゃ駄目なのか?」
「相手が女の闘士なら、戦わねばペガサスの方が危険だぞ」
「……」
「イーグルの教えか?」
アイオロスの言葉に彼は思いっきり首を横に振る。
自分の師匠は敵の性別など気にしない方である。
むしろ女という理由で手加減をしようものなら、彼の方がイーグル・トゥ・フラッシュをくらいかねない。
自分が女に手をあげない理由。
彼は昔の出来事を思い出した。
幼馴染みの少女・美穂を転ばせてしまい泣かせたとき、姉の星華に怒られたのである。
しかも、「美穂ちゃん、星矢に会いたくないって、いなくなっちゃったわよ」と言われたのだ。
実際は神父様と彼女は一緒に買い物に行っただけなのだが、あの時は本気で美穂を探しに行こうと思った。
あの時の胸の痛みは、今でもはっきりとおぼえている。
「もし、俺が女の人に怪我をさせたら、泣く人がいるから……」
つぶやくような星矢の言葉に、アイオロスは「そうか……」と言った。
アイオロスの問いに星矢は首を傾げる。
「女に手を上げることは出来ない。そういう理由じゃ駄目なのか?」
「相手が女の闘士なら、戦わねばペガサスの方が危険だぞ」
「……」
「イーグルの教えか?」
アイオロスの言葉に彼は思いっきり首を横に振る。
自分の師匠は敵の性別など気にしない方である。
むしろ女という理由で手加減をしようものなら、彼の方がイーグル・トゥ・フラッシュをくらいかねない。
自分が女に手をあげない理由。
彼は昔の出来事を思い出した。
幼馴染みの少女・美穂を転ばせてしまい泣かせたとき、姉の星華に怒られたのである。
しかも、「美穂ちゃん、星矢に会いたくないって、いなくなっちゃったわよ」と言われたのだ。
実際は神父様と彼女は一緒に買い物に行っただけなのだが、あの時は本気で美穂を探しに行こうと思った。
あの時の胸の痛みは、今でもはっきりとおぼえている。
「もし、俺が女の人に怪我をさせたら、泣く人がいるから……」
つぶやくような星矢の言葉に、アイオロスは「そうか……」と言った。