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「もう一人の兄弟、アッサラコスについては特に言うべきことは無い」
アフロディーテはそう断言したが、カミュとしてはそれこそが重要ではないのかと考えてしまう。
何しろアッサラコスの孫であるアンキーセースは女神アフロディーテに愛されて彼女との間に息子が生まれるのだ。
そしてその息子こそ、トロイア戦争にて最後までトロイアを守り闘った英雄なのである。
神像パラディオンは彼の一族が守っていたのではなかろうか。
カミュは目の前にいる青年を見た。
(想像が過ぎるな)
これは仮説どころか、妄想の領域である。
本来、女神と呼ばれる存在が人との間に子を生すのは稀だが、そのようなものを証拠にする事は出来ない。
「どうした、カミュ」
厳しい目で問われて、カミュは薄く笑った。
「あいにくガニュメーデースと直接会話した事がないので、当時の事情は分からないとしか言い様がない。それに今まで会話が成立した事がないから、これから先も話をするのは無理だろう。向こうも私に話を聞いてほしいわけではなさそうだからな」
余計な詮索はしない。
暗にそう告げると、アフロディーテもまた仕方がないという表情をした。
アフロディーテはそう断言したが、カミュとしてはそれこそが重要ではないのかと考えてしまう。
何しろアッサラコスの孫であるアンキーセースは女神アフロディーテに愛されて彼女との間に息子が生まれるのだ。
そしてその息子こそ、トロイア戦争にて最後までトロイアを守り闘った英雄なのである。
神像パラディオンは彼の一族が守っていたのではなかろうか。
カミュは目の前にいる青年を見た。
(想像が過ぎるな)
これは仮説どころか、妄想の領域である。
本来、女神と呼ばれる存在が人との間に子を生すのは稀だが、そのようなものを証拠にする事は出来ない。
「どうした、カミュ」
厳しい目で問われて、カミュは薄く笑った。
「あいにくガニュメーデースと直接会話した事がないので、当時の事情は分からないとしか言い様がない。それに今まで会話が成立した事がないから、これから先も話をするのは無理だろう。向こうも私に話を聞いてほしいわけではなさそうだからな」
余計な詮索はしない。
暗にそう告げると、アフロディーテもまた仕方がないという表情をした。
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