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超久しぶりです。
アニメ版を更新しました。
そして聖闘士☆星矢Ωの公式サイトも更新されましたね~。
アニメに登場していたオリジナルキャラはΩに再登場するのでしょうか?
(高確率で無理だと思っていますが……、登場してくれたら楽しいかも)
アニメ版を更新しました。
そして聖闘士☆星矢Ωの公式サイトも更新されましたね~。
アニメに登場していたオリジナルキャラはΩに再登場するのでしょうか?
(高確率で無理だと思っていますが……、登場してくれたら楽しいかも)
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つい嬉しくて(?)聖闘士星矢Ωについての妄想ページを更新しました。
趣味ネタなので、実際のアニメではどうなるのかは私も知りません。
きっと楽しい作品にしてくれると願っているだけです。
ということで、思いっきり楽しんで書きました。
新作アニメ『聖闘士星矢Ω』 についての勝手な妄想
趣味ネタなので、実際のアニメではどうなるのかは私も知りません。
きっと楽しい作品にしてくれると願っているだけです。
ということで、思いっきり楽しんで書きました。
新作アニメ『聖闘士星矢Ω』 についての勝手な妄想
アイアコスはハーデス城に戻る前に、ハインシュタイン城にいるパンドラのご機嫌伺いをすることにした。
何しろ『お守り』を持っているとはいえ、ガルーダの冥衣に付けてあるリボンを少し汚してしまったのだ。早いうちに弁解はしておいた方が良い。
ところがパンドラの待つ応接室に入ってみると、ラダマンティスが一緒に居たのである。
「ラダマンティスも何処かで暴れてきたのか?」
真面目に尋ねてみると、相手は思いっきり彼のことを睨み付けた。
「お前と一緒にするな!」
「ということは、昨夜の聖域での一件は把握済みということか」
聖域の一部で発生した邪法について冥界でも異変があったらしく、ラダマンティスもまたパンドラに報告と警護に来たらしい。
「聖域の方で何があった」
目が据わっているラダマンティスの様子に、彼は相手がこの場で詳細な報告を聞くつもりなのだと理解した。
しかし、パンドラはいいとしてラダマンティスは根掘り葉掘り聞き、場合によっては説教などするかもしれない。
それは御免である。
ということで、彼はパンドラを味方につけることにした。
「パンドラ様、ユリティースから手紙を預かりました」
聖域に行っていたアイアコスから一通の封筒を手渡しされて、パンドラは一瞬驚いた。
彼女は手紙とアイアコスを交互に見ると、その手紙を受け取る。
「……その、ユリティースは元気だったか?」
「はい。パンドラ様が蛇除けのためにガルーダを遣わしたことを感謝しておりました」
「そうか」
パンドラはほっとした様子で手紙を見る。
「アイアコスもユリティースたちも無事なら聖域側は問題ないだろう。ご苦労だった」
ハインシュタインのお姫様はとっても手紙が気になるらしく、そのまま自室へと戻ってしまった。
「すごい威力だな」
アイアコスは思わずラダマンティスの方を見る。
「……あぁ、すごい威力だ」
相手は心底羨ましそうだった。
何しろ『お守り』を持っているとはいえ、ガルーダの冥衣に付けてあるリボンを少し汚してしまったのだ。早いうちに弁解はしておいた方が良い。
ところがパンドラの待つ応接室に入ってみると、ラダマンティスが一緒に居たのである。
「ラダマンティスも何処かで暴れてきたのか?」
真面目に尋ねてみると、相手は思いっきり彼のことを睨み付けた。
「お前と一緒にするな!」
「ということは、昨夜の聖域での一件は把握済みということか」
聖域の一部で発生した邪法について冥界でも異変があったらしく、ラダマンティスもまたパンドラに報告と警護に来たらしい。
「聖域の方で何があった」
目が据わっているラダマンティスの様子に、彼は相手がこの場で詳細な報告を聞くつもりなのだと理解した。
しかし、パンドラはいいとしてラダマンティスは根掘り葉掘り聞き、場合によっては説教などするかもしれない。
それは御免である。
ということで、彼はパンドラを味方につけることにした。
「パンドラ様、ユリティースから手紙を預かりました」
聖域に行っていたアイアコスから一通の封筒を手渡しされて、パンドラは一瞬驚いた。
彼女は手紙とアイアコスを交互に見ると、その手紙を受け取る。
「……その、ユリティースは元気だったか?」
「はい。パンドラ様が蛇除けのためにガルーダを遣わしたことを感謝しておりました」
「そうか」
パンドラはほっとした様子で手紙を見る。
「アイアコスもユリティースたちも無事なら聖域側は問題ないだろう。ご苦労だった」
ハインシュタインのお姫様はとっても手紙が気になるらしく、そのまま自室へと戻ってしまった。
「すごい威力だな」
アイアコスは思わずラダマンティスの方を見る。
「……あぁ、すごい威力だ」
相手は心底羨ましそうだった。
萌え話シリーズのこのネタは、ここでいったん終了です。
(どこかで区切らないと、ズルズルと続いてしまうので~)
次は一応、萌え話シリーズの後日談編になる予定です。
たぶん……。
(どこかで区切らないと、ズルズルと続いてしまうので~)
次は一応、萌え話シリーズの後日談編になる予定です。
たぶん……。
「あの老婦人が女神キュベレーだと」
アルデバランから明け方の出来事を聞かされて、アイオリアは納得した。
(だから何処かで見たことがあると思ったんだ……)
何をしに来たのかは不明だが、大人しく帰ってくれたことに彼は安堵する。
そして自分が不敬なことをしなかったかと、少しだけ不安になった。
でもこの場合、一番問題があるのはホイホイと女神に利用される星矢の方かもしれない。
(魔鈴も大変だな……)
アイオリアは魔鈴に同情した。
☆☆☆
その頃、女性聖闘士はローテーションを組んで温泉に入っていた。
最後に入ることになったのは魔鈴。
彼女は一人でゆっくりと湯に入る。
そこへやって来たのはシャイナだった。
彼女も湯上がりのため、髪を乾かすようにタオルを首にかけていた。
「魔鈴、薬湯」
「あぁ、ありがとう」
渡されたカップを彼女は受け取ると、そのまま一口飲む。
聖闘士は一般人よりも丈夫なので、沐浴というわりに略式で終了となる。
道具や香草などに限りがある為だが、魔鈴はそれで良いと思った。
正式のものは、とにかく面倒なのだ。
「魔鈴」
「ん?」
「あんた、あの老婦人が女神キュベレーだって気づいていただろ」
「……」
返事の無いことにシャイナはニヤリと笑う。
「いる間中、アイオリアとフェニックス、そしてジュネの事をチラチラと良く見ていたからね。あの獅子好きのブレなさは、さすがだと思うよ」
多分、脳内でジュネとどちらの組み合わせが、獅子に変化させたときに素敵か考えていたのだろう。
ただ、ジュネには瞬が守り抜く姿勢を見せていたし、一輝にはエスメラルダがいた。
後者については女神キュベレーも夜の女神を敵に回したくはないはず。
そうすると一番狙われやすいのは、相も変わらずアイオリアだったりする。
魔鈴は薬湯を飲み干すと、傍の岩の上にカップを置いた。
「知らなかったといえば信じてくれるかい?」
するとシャイナは、「気がつかなきゃ盗られるだけだ」といってその場から離れてしまった。
魔鈴は湯を手に掬う。
「まったく、勝手なことを……」
思い出すのはアイオロスの言葉。どうも彼は何か勘づいていたらしい。
『魔鈴が最後の砦だ。頼む』
獅子座の黄金聖闘士は無敵とも言える強さを持つ。自分が守る必要など何処にある。
そう反論したかったが、アイオロスは既に彼女の前からいなくなっていた。
「しょうがない……」
これもアイオロスの策略かもしれないと、彼女は思った。
アルデバランから明け方の出来事を聞かされて、アイオリアは納得した。
(だから何処かで見たことがあると思ったんだ……)
何をしに来たのかは不明だが、大人しく帰ってくれたことに彼は安堵する。
そして自分が不敬なことをしなかったかと、少しだけ不安になった。
でもこの場合、一番問題があるのはホイホイと女神に利用される星矢の方かもしれない。
(魔鈴も大変だな……)
アイオリアは魔鈴に同情した。
☆☆☆
その頃、女性聖闘士はローテーションを組んで温泉に入っていた。
最後に入ることになったのは魔鈴。
彼女は一人でゆっくりと湯に入る。
そこへやって来たのはシャイナだった。
彼女も湯上がりのため、髪を乾かすようにタオルを首にかけていた。
「魔鈴、薬湯」
「あぁ、ありがとう」
渡されたカップを彼女は受け取ると、そのまま一口飲む。
聖闘士は一般人よりも丈夫なので、沐浴というわりに略式で終了となる。
道具や香草などに限りがある為だが、魔鈴はそれで良いと思った。
正式のものは、とにかく面倒なのだ。
「魔鈴」
「ん?」
「あんた、あの老婦人が女神キュベレーだって気づいていただろ」
「……」
返事の無いことにシャイナはニヤリと笑う。
「いる間中、アイオリアとフェニックス、そしてジュネの事をチラチラと良く見ていたからね。あの獅子好きのブレなさは、さすがだと思うよ」
多分、脳内でジュネとどちらの組み合わせが、獅子に変化させたときに素敵か考えていたのだろう。
ただ、ジュネには瞬が守り抜く姿勢を見せていたし、一輝にはエスメラルダがいた。
後者については女神キュベレーも夜の女神を敵に回したくはないはず。
そうすると一番狙われやすいのは、相も変わらずアイオリアだったりする。
魔鈴は薬湯を飲み干すと、傍の岩の上にカップを置いた。
「知らなかったといえば信じてくれるかい?」
するとシャイナは、「気がつかなきゃ盗られるだけだ」といってその場から離れてしまった。
魔鈴は湯を手に掬う。
「まったく、勝手なことを……」
思い出すのはアイオロスの言葉。どうも彼は何か勘づいていたらしい。
『魔鈴が最後の砦だ。頼む』
獅子座の黄金聖闘士は無敵とも言える強さを持つ。自分が守る必要など何処にある。
そう反論したかったが、アイオロスは既に彼女の前からいなくなっていた。
「しょうがない……」
これもアイオロスの策略かもしれないと、彼女は思った。