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オルフェの持っている情報では、他の神殿に害をなそうという組織についてはシャイナ・ミロ組と魔鈴・アイオリア組の二つでかなり潰せるはずである。
もともと動きがバラバラだし、聖域側から見れば呪術に関わろうとするわりに素人の集まり同然なのだ。
しかし、そういう組織網からも外れた集団というのも存在する。
名前だけ出てくるのだが、実態が掴めないというタイプだ。
それゆえにオルフェも自分の判断が過大なのか過少なのか判断が付かなかった。
「この組織は実働用部隊だよ」
メモに書かれている名前を見てアイオロスは溜息をつく。
「……知っているのですか!」
するとサガが苦渋の表情で説明をした。
「アイオロスは昔、アイオリアが誘拐されるのではと思い込んで、色々なところに情報網を作っていたんだ」
「だって小さいころのアイオリアは、それ可愛い……」
「もういい。それよりも実働用部隊と言うのは何だ」
「切り捨て用の組織と言うことだ。だからしばらくするとメンバーが変わっていたりする」
アイオロスはメモに違う名前を二つ書き込む。
今度はカノンが眉をひそめた。
「そっちはこの間潰した」
話を聞いてみると、今回のバーベキューで肉などを提供してくれた村は、この組織に狙われていたという。
「だが、呪術に関わっているようには見えなかったが……」
カノンの疑問にツッコミを入れたのはアイアコスだった。
「役割分担が違うと言うことだろう」
「役割分担……?」
「組織が大きくなれば、今度はある程度機能を制限しないとグタグタになる」
「……」
一瞬の沈黙の後、オルフェが口を開いた。
「この名前、見たことがあります。確か聖域の書庫から本を盗んだ者が、こういう名前の人間に渡したとか……」
「人の名前ではなく、組織の名前だったのか……」
分散していた何かが繋がった瞬間だった。
もともと動きがバラバラだし、聖域側から見れば呪術に関わろうとするわりに素人の集まり同然なのだ。
しかし、そういう組織網からも外れた集団というのも存在する。
名前だけ出てくるのだが、実態が掴めないというタイプだ。
それゆえにオルフェも自分の判断が過大なのか過少なのか判断が付かなかった。
「この組織は実働用部隊だよ」
メモに書かれている名前を見てアイオロスは溜息をつく。
「……知っているのですか!」
するとサガが苦渋の表情で説明をした。
「アイオロスは昔、アイオリアが誘拐されるのではと思い込んで、色々なところに情報網を作っていたんだ」
「だって小さいころのアイオリアは、それ可愛い……」
「もういい。それよりも実働用部隊と言うのは何だ」
「切り捨て用の組織と言うことだ。だからしばらくするとメンバーが変わっていたりする」
アイオロスはメモに違う名前を二つ書き込む。
今度はカノンが眉をひそめた。
「そっちはこの間潰した」
話を聞いてみると、今回のバーベキューで肉などを提供してくれた村は、この組織に狙われていたという。
「だが、呪術に関わっているようには見えなかったが……」
カノンの疑問にツッコミを入れたのはアイアコスだった。
「役割分担が違うと言うことだろう」
「役割分担……?」
「組織が大きくなれば、今度はある程度機能を制限しないとグタグタになる」
「……」
一瞬の沈黙の後、オルフェが口を開いた。
「この名前、見たことがあります。確か聖域の書庫から本を盗んだ者が、こういう名前の人間に渡したとか……」
「人の名前ではなく、組織の名前だったのか……」
分散していた何かが繋がった瞬間だった。
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黄金聖闘士が協力する。
これは周囲が思うほど単純には喜べない。
関わらせるところを間違えると、事態を鎮静化させるどころか破壊し被害を大きくするからだ。
「どなたか魔鈴とシャイナのサポートについてくれませんか?」
オルフェはダメモトの提案をする。
本来、黄金聖闘士が白銀聖闘士のサポートなどあり得ない話である。
しかし、全体のバランスを考えると必要不可欠な話だった。
二人の女性白銀聖闘士は嫌がったが、オルフェは黙殺する。
「誰もいないなら……」
アルデバランが手をあげようとしたとき、ミロがそれを制した。
「シャイナは俺がサポートをする」
いきなりの立候補に他の黄金聖闘士達が驚く。
「ここにはアイアコスが来ているんだ。アルデバランはアレを見張っていてくれ!」
客に対して酷い言い様だが、アイアコスは特に気にしてはいない。
ただ、
(蠍座は何も食わないで働きに行くのか?)
と、彼のタイミングの悪さに呆れていたのだった。
これは周囲が思うほど単純には喜べない。
関わらせるところを間違えると、事態を鎮静化させるどころか破壊し被害を大きくするからだ。
「どなたか魔鈴とシャイナのサポートについてくれませんか?」
オルフェはダメモトの提案をする。
本来、黄金聖闘士が白銀聖闘士のサポートなどあり得ない話である。
しかし、全体のバランスを考えると必要不可欠な話だった。
二人の女性白銀聖闘士は嫌がったが、オルフェは黙殺する。
「誰もいないなら……」
アルデバランが手をあげようとしたとき、ミロがそれを制した。
「シャイナは俺がサポートをする」
いきなりの立候補に他の黄金聖闘士達が驚く。
「ここにはアイアコスが来ているんだ。アルデバランはアレを見張っていてくれ!」
客に対して酷い言い様だが、アイアコスは特に気にしてはいない。
ただ、
(蠍座は何も食わないで働きに行くのか?)
と、彼のタイミングの悪さに呆れていたのだった。
「怪しい動きを見せている組織は幾つかありますが、最初から全滅をさせては横の繋がりが分からなくなります。それもあって調査以上の事はしなかったのです」
オルフェはそう前置きすると、何処から持ってきたのか紙とペンでいきなり状況を説明し始めた。
その時、女官たちの方で声が上がる。
「バーベキューは終わったのか?」
そこにいたのは蠍座の黄金聖闘士ミロ。
彼はアイアコスの存在に眉をひそめる。
「なんで冥闘士がここにいるんだ!」
彼は声を荒らげたが、
「招待したからだよ」
と、アイオロスにあっさりと言われて沈黙してしまった。
「ところで他のは?」
カノンの問いにミロは腕を組んで答える。
「白羊宮で教皇と老師に見つかると絡み酒に付き合わされるから、他のヤツらは黄金宮にいる」
「するとミロは逃げきったということか」
しかし、彼の返事は想像を超えていた。
「面倒なんでカミュを置いてきた」
友人を人身御供に差し出して、外へ出てきたらしい。
「今頃、ムウの愚痴を聞いているんじゃないのか?」
このとき、その場にいた聖闘士全員が水瓶座の黄金聖闘士の受難に深く同情したのだった。
☆☆☆
(カミュも災難だな……)
不意にアイオリアは、星矢が連れてきた老婦人の方を見た。
「……」
何処かで会った様な気がするが、そう思うこと自体が気のせいにも思える。
彼はしばらく悩んでしまった。
オルフェはそう前置きすると、何処から持ってきたのか紙とペンでいきなり状況を説明し始めた。
その時、女官たちの方で声が上がる。
「バーベキューは終わったのか?」
そこにいたのは蠍座の黄金聖闘士ミロ。
彼はアイアコスの存在に眉をひそめる。
「なんで冥闘士がここにいるんだ!」
彼は声を荒らげたが、
「招待したからだよ」
と、アイオロスにあっさりと言われて沈黙してしまった。
「ところで他のは?」
カノンの問いにミロは腕を組んで答える。
「白羊宮で教皇と老師に見つかると絡み酒に付き合わされるから、他のヤツらは黄金宮にいる」
「するとミロは逃げきったということか」
しかし、彼の返事は想像を超えていた。
「面倒なんでカミュを置いてきた」
友人を人身御供に差し出して、外へ出てきたらしい。
「今頃、ムウの愚痴を聞いているんじゃないのか?」
このとき、その場にいた聖闘士全員が水瓶座の黄金聖闘士の受難に深く同情したのだった。
☆☆☆
(カミュも災難だな……)
不意にアイオリアは、星矢が連れてきた老婦人の方を見た。
「……」
何処かで会った様な気がするが、そう思うこと自体が気のせいにも思える。
彼はしばらく悩んでしまった。
いくら火の傍とは言え聖闘士ではない女性陣をいつまでも外にいさせるのは、やはり体力的にもキツイものがある。
「この状態が神々の思惑なら腹も括るが、人為的なものならさっさと片をつけよう」
オルフェはシャイナと魔鈴を呼ぶ。
すると他の聖闘士たちも何事かと立ち上がった。
「いや、黄金聖闘士の方々まで動く事は無いのですが……」
オルフェは苦笑いをする。
するとアイオロスがにこやかに答えた。
「ここで待っていても退屈だ!」
あまりにもハッキリした物言いに、誰もが彼を止めるのは不可能だと察する。
「何をすればいいのだ?」
むしろ騒ぎが大きくなりそうな予感がしたが、今更止めるのは無理だと白銀聖闘士たちは溜息をついた。
「この状態が神々の思惑なら腹も括るが、人為的なものならさっさと片をつけよう」
オルフェはシャイナと魔鈴を呼ぶ。
すると他の聖闘士たちも何事かと立ち上がった。
「いや、黄金聖闘士の方々まで動く事は無いのですが……」
オルフェは苦笑いをする。
するとアイオロスがにこやかに答えた。
「ここで待っていても退屈だ!」
あまりにもハッキリした物言いに、誰もが彼を止めるのは不可能だと察する。
「何をすればいいのだ?」
むしろ騒ぎが大きくなりそうな予感がしたが、今更止めるのは無理だと白銀聖闘士たちは溜息をついた。
聖域から招待状
↓
パンドラ様がおめかしさせてくれた
↓
会場に向かうと、周辺に変な呪術がチラホラ見える
↓
会場には女の子たちがいっぱい
↓
呪術は危険
↓
ここで自分がスゴイ働きを見せる!
↓
女の子たちのアイアコス様への印象が良くなる!!
会場周辺で黒い影を捕らえまくるガルーダを見ていて、聖闘士達はそんなオーラを感じていた。
そしてアイアコスはというと、
「まぁ、力ある存在は確かにいる。とにかく、それがここを離れるまで誰一人帰らせない方がいい。隙を付いて持っていかれるぞ」
と言ってバーベキューの延長を宣言した。
↓
パンドラ様がおめかしさせてくれた
↓
会場に向かうと、周辺に変な呪術がチラホラ見える
↓
会場には女の子たちがいっぱい
↓
呪術は危険
↓
ここで自分がスゴイ働きを見せる!
↓
女の子たちのアイアコス様への印象が良くなる!!
会場周辺で黒い影を捕らえまくるガルーダを見ていて、聖闘士達はそんなオーラを感じていた。
そしてアイアコスはというと、
「まぁ、力ある存在は確かにいる。とにかく、それがここを離れるまで誰一人帰らせない方がいい。隙を付いて持っていかれるぞ」
と言ってバーベキューの延長を宣言した。