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自分の中で盛り上がりすぎて、別の話が出来上がりそうです。
妄想の極致ですね。
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聖闘士星矢Ωの「学園長」か「学園長補佐」がダイダロス先生の師匠だった場合、
聖域に復讐しても良いような気がしてきました。
トロイアの初代王であるトロースには三人の息子と一人の娘がいた。
その中の一人、息子のガニュメーデースは美しい青年で、後にゼウスに攫われ天上界へと連れて行かれてしまう。

「残された兄弟のうちイーロスは、後にパラディオン像を発見しトロイアへ持ち帰った」
それはスパルタの王女ヘレネ誘拐(連れ去り?)に端を発するトロイア戦争にて、トロイアから奪わねば向こうが陥落することはないといわれた神像であった。
実際にこの像をギリシャ側に奪われたことで、トロイアはあっと言う間に敗北してしまったのである。
「もう一人の兄弟、アッサラコスについては特に言うべきことは無い」
「……」
「娘のクレオパトラーについても同じだ」
アフロディーテはカミュを見た。
「では、パラディオン像の入手とガニュメーデースの天上界行きに繋がりがあるといったらどうする?」
意外な展開に、カミュは驚く。
「どういうことだ?」

「だからイーロスがパラディオン像を入手したから、トロイアはその代償にガニュメーデースを天上界へ捧げたのか。それともガニュメーデースが奪われたから、兄弟であるイーロスがパラディオン像の力を望んだのか」

どちらにしても無関係だと思っていた事柄を繋げられ、別の意味が浮かび上がってきたのである。
カミュは腕を組んだ。
「薔薇の下で」とは「秘密に」という意味である。
 もともと古代のローマ人は天井に薔薇の花をつるして、その下で行われた話は秘密にしたという。
 今も場合によっては有効だろう。

 というか、その通りにしないと命の保証はしないということかもしれない。
(以上、カミュの心の声でした)

 双魚宮に作られている薔薇の花園では、夜だというのに色とりどりの薔薇が咲き誇っていた。
 カミュは小さな四阿にある椅子に座る。これらの花は双魚宮の主が命じれば一斉に毒を撒き散らす可能性があり、なかなか油断の出来ない存在だった。
 アフロディーテはグラスを二つテーブルに置くと、ワインを注ぐ。そして一つをカミュに勧めた。
「乾杯という気分ではないから、さっさと用件を済ませる」
 そう言ってアフロディーテは一気にグラスのワインを飲んだ。
「……」
「あれはカミュも予想していただろうが、ガニュメーデース本人だ。ただし、向こうは不老不死の精神体だから触れることは出来ない」
 この返事にカミュは意外とは思わなかったが、推測があっさりと肯定されたことには驚いてしまった。
「精神体だと……?」
「天上界でネクタルでも飲んだのだろう。退屈な時間を持て余すと、さっきのように聖域に来てはウロウロしている」
 カミュですら今回が初めてだというのに、何度も見たかのようなアフロディーテの言葉だった。
 しかし、ツッコミは入れにくい。水瓶座の黄金聖闘士は沈黙を守った。
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